プラチナ市況=プラチナは反落、NY安と円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,652   +244     9,378   +20  : 2,048.44   +13.28
銀          110.0    0.0     114.3   0.0  : 2,433.00   +10.00
プラチナ     4,380    -65     4,370   -24  :   963.90    -4.00
パラジウム   5,500      0     5,500     0  : 1,199.48    -3.47
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    142.36   -0.61  ユーロ・ドル相場   1.0996  +0.0054
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはニューヨーク安と円高
を受けて売り優勢で始まったのち、軟調となったが、円高が一服すると、下げ一服とな
った。午後に入ると、ドル建て現物相場や円相場の小動きを受け、もみ合いとなった。
パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが65〜19円安、プラチナスポットが51
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが8551枚、プラチナミニが1021枚、プラチナスポッ
トが4119枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは米FRBの利下げ期待で下げ一服】
 プラチナ先限は夜間取引で4316円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要
因になった。円相場は1ドル=141円台後半で円高が一服した。
 プラチナは欧州市場で利食い売りが出たことが圧迫要因になったが、米国内総生産
(GDP)の下方修正を受けて下げ一服となった。CMEのフェドウォッチでは、来年
3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げが見込まれている。中国勢の買い
意欲も強く、テクニカル要因の買いが入ると、1000ドル付近まで上値を伸ばす可能
性がある。今夜は11月の米個人消費支出(PCE)デフレータでインフレの伸びが鈍
化するとみられている。ただ来週は欧米のクリスマス休暇や年末の商いであり、ポジシ
ョン調整が一巡したのちは年明けを待つことになりそうだ。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の966.83ドルから、ユーロの
小動きを受け、もみ合いとなった。
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