●論点解説金、ようやく調整一巡か=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 金相場の下げ一服感が強くなっている。年初から持高調整の売りが優勢だったが、雇
用統計と消費者物価指数を受けての米金利上昇・ドル高は回避され、少なくとも米金融
政策要因では下げ過ぎ感が強まり始めている。まだマーケットが3月利下げを織り込ん
でいることに注意が求められるが、少なくとも現時点では金相場を更に大きく売り込む
必要性は薄れている。米連邦準備制度理事会(FRB)の次の政策調整が利下げである
ことに変化は見られない。そして、11日、12日と中東情勢が一気に緊迫化してい
る。株式市場は地政学リスクを積極的に織り込んでいないが、安全資産である金に対す
るヘッジニーズは高まっている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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