東京株式(大引け)=497円高と4日ぶり急反発、半導体株高でバブル後高値を更新

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 19日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに急反発。半導体関連株が軒並み高となりバブル後高値を更新した。

 大引けの日経平均株価は前日比497円10銭高の3万5963円27銭。プライム市場の売買高概算は15億5180万株。売買代金概算は4兆5009億円となった。値上がり銘柄数は875と全体の約53%、値下がり銘柄数は717、変わらずは66銘柄だった。

 前日の米株式市場は、ハイテク株を中心に上昇した。特に、台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>の決算が好感され、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が3%超の上昇となった。これを受け、東京市場も半導体関連株が軒並み高となり買い優勢の展開。日経平均株価の上昇幅は一時600円を超え3万6000円台に乗せる場面もあった。ただ、週末で持ち高調整の動きもあり、後場に入りやや上昇幅は縮小したが、下値には買いが入り終日堅調に推移。日経平均株価はバブル後高値を更新し、33年11カ月ぶりの水準に値を上げた。

 個別銘柄では、東京エレクトロン<8035>とアドバンテスト<6857>が急伸し、ともに上場来高値を更新。この2銘柄で日経平均株価を280円近く押し上げた。レーザーテック<6920>やディスコ<6146>、ルネサスエレクトロニクス<6723>、SCREENホールディングス<7735>が値を上げた。ソニーグループ<6758>やニデック<6594>、村田製作所<6981>といったハイテク株も買われた。トヨタ自動車<7203>は足もとの円安基調が好感され上場来高値に値を上げた。信越化学工業<4063>やソフトバンクグループ<9984>、ファーストリテイリング<9983>も高い。

 半面、川崎汽船<9107>や日本郵船<9101>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や東京電力ホールディングス<9501>が軟調。キーエンス<6861>や三菱重工業<7011>、武田薬品工業<4502>が下落した。さくらインターネット<3778>やTOYO TIRE<5105>が大幅安となった。

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