貴金属は、金がまちまちで寄り付く見通し。金はニューヨーク高と円高を受け、まち まちの値動きとなろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク安と円 高を受けて軟調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は7.75ドル高の 2029.25ドル、銀が7セント安の2259セント、プラチナが11.12ドル安 の900.01ドル、パラジウムは9.22ドル高の948.32ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=148.16/18円で、前営業日の 大引け時点から0.54円の円高。 先限の寄り付き目安は、金が9665円前後、銀は109.1円前後、プラチナは 4315円前後、パラジウムは4500円前後。 【NY金は米利下げ見通しが支援も上げ一服】 金は前週末の海外市場では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しが支援要因 になったが、米ミシガン大消費者信頼感指数速報値の上昇を受けて上げ一服となった。 金は米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しが支援要因になった。ただ1月の米 ミシガン大消費者信頼感指数速報値は78.8と前月の69.7から上昇し、2021 年7月以来の高水準となった。事前予想は70.0。CMEのフェドウォッチで、米連 邦準備理事会(FRB)の3月利下げ確率は48.1%(前日53.8%)に低下し た。米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに 踏み切るには、インフレ率が目標である2%まで低下し続けることが必要だが、そうし た判断を下すにはさらに数週間のデータが必要だと述べた。今週は第4四半期の米国内 総生産(GDP)速報値の発表がある。 銀は前週末の海外市場では、米ミシガン大消費者信頼感指数速報値の上昇を受けて戻 りを売られた。 【NYプラチナは米ミシガン大消費者信頼感指数速報値の上昇が圧迫】 プラチナはきのうの海外市場では、米ミシガン大消費者信頼感指数速報値の上昇を受 けて戻りを売られた。 プラチナは米ミシガン大消費者信頼感指数速報値の上昇が圧迫要因になった。米ミシ ガン大消費者信頼感指数速報値の上昇を受けて米連邦準備理事会(FRB)の3月利下 げ確率が低下した。ただドル高が一服すると、パラジウムが買い戻された。 <今日の予定> ・金融政策決定会合(日本銀行、23日まで) ・米景気先行指数 2023年12月(カンファレンスボード) MINKABU PRESS 東海林勇行
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