【場況】 金、銀は総じて下落。金は円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現 物相場が堅調となったが、円高を受けて戻りを売られた。銀は金軟調につれ安となっ た。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が19円安〜変わらず、金ミニが 21.5円安〜変わらず、ゴールドスポットが2円高、銀が1.6円安。 午前11時2分現在の出来高は、金が2万1675枚、金ミニが3949枚、ゴール ドスポットが6674枚、銀が5枚。 【NY金は米利下げ見通しが支援も上げ一服】 金は米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しが支援要因になった。ただ1月の米 ミシガン大消費者信頼感指数速報値は78.8と前月の69.7から上昇し、2021 年7月以来の高水準となった。事前予想は70.0。CMEのフェドウォッチで、米連 邦準備理事会(FRB)の3月利下げ確率は48.1%(前日53.8%)に低下し た。米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに 踏み切るには、インフレ率が目標である2%まで低下し続けることが必要だが、そうし た判断を下すにはさらに数週間のデータが必要だと述べた。今週は第4四半期の米国内 総生産(GDP)速報値の発表がある。 金先限は9642円まで下落した。ニューヨーク市場での上げ一服や円高が圧迫要因 になった。円相場は1ドル=147円台後半の円高に振れた。銀先限は108.2円ま で下落した。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、堅調。前週末の海外市場では、米連邦準備理事会(FR B)の利下げ見通しが支援要因になったが、米ミシガン大消費者信頼感指数速報値の上 昇を受けて上げ一服となった。アジア市場では、朝方の2027.73ドルから、ドル 安を受けて堅調となった。 午前11時現在、2029.09ドルで推移。銀は2257セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が2021.50ドル、銀が2266セント。 MINKABU PRESS
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