年初から持高調整の動きが優勢になっている。米連邦準備制度理事会(FRB)の利 下げを織り込む動きに過熱感が認められる。過熱感緩和が進んでいるが、米金利上昇中 は上値の重さを残す。一方で、今後はあくまでも利下げが想定されていることには変わ りがない。改めて本格的に売り込むような動きには発展しづらい。地政学リスクの高ま りも下値をサポートする。2000ドル水準で下値を固める展開になろう。30〜31 日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、ブラックアウト期間入りで当局者発 言による値下がりは一服する。上値抵抗は2050ドル、2070ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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