アジア株 上海株は4日ぶり反落、週末を前に調整売り 投資家は依然として中国経済に「非常に悲観的」 東京時間11:15現在 香港ハンセン指数 16204.35(-7.61 -0.05%) 中国上海総合指数 2898.61(-7.50 -0.26%) 台湾加権指数 17992.95(-9.67 -0.05%) 韓国総合株価指数 2500.70(+30.36 +1.23%) 豪ASX200指数 7555.36(休場) アジア株はまちまち。 週末を前に上海株と香港株は利益確定の売りに押されており4営業日ぶりに反落している。ただ、中国当局の積極的な景気支援策を好感した買いは続いており下値は限定的。株価はひとまず底打ちした可能性。 中国当局は今週、41兆円規模の株価下支え策や預金準備率引き下げ、不動産市場に対する追加支援措置を発表した。さらに、今月115本の国内オンラインゲームを認可した。ただ、投資家は中国経済の先行きに対して「非常に悲観的」だ。株価は下げ止まったかもしれないが、上昇し続ける可能性は低い。長引く不動産不況にデフレ問題、若者の高い失業率に少子高齢化加速で、「投資から貯蓄」への流れが加速している。 米モルガンスタンレーは中国株と香港株の目標を引き下げた。香港ハンセン指数は従来の1万8500ポイントから1万6000ポイントに、中国CSI300指数を従来の3850ポイントから3500ポイントに引き下げた。一方、日本株は引き上げた。 香港市場ではレノボや美団、アリババ、シャオミ、バイドゥなどハイテク関連が軒並み下落している。一方、医療品やエネルギー関連、不動産は上昇している。 上海市場ではハイテクやコミュニケーションサービス関連が下落。支援策が引き続き材料視されており、保利置業集団や信達地産など不動産株は上昇している。
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