アジア株 中国株高いつまで続くか 投資家は非常に悲観的 モルスタは中国株目標引き下げて日本株を上方修正 東京時間14:06現在 香港ハンセン指数 16063.30(-148.66 -0.92%) 中国上海総合指数 2893.86(-12.33 -0.45%) 台湾加権指数 17986.87(-15.75 -0.09%) 韓国総合株価指数 2485.16(+14.82 +0.60%) 豪ASX200指数 7555.36(休場) インドSENSEX30種 70700.67(休場) アジア株はまちまち。 上海株と香港株は4営業日ぶりに反落、週末を前に利益確定の売りに押されている。中国では今週末から春節休暇ラッシュが始まり、およそ1カ月にも及ぶ春節休暇中の人々の移動は過去最高90億件に上ると予想されている。そのため来週の中国市場は取引参会者が少なくなる可能性。 中国当局の積極的な景気支援策を好感した買いはいつまで続くのか。中国当局は今週、41兆円規模の株価下支え策や預金準備率引き下げ、不動産市場に対する追加支援措置を発表した。さらに、今月115本の国内オンラインゲームを認可した。ただ、投資家は中国経済先行きに対して「非常に悲観的」なままだ。ひとまず底打ちしたようだが、このまま上昇し続ける可能性は低い。長引く不動産不況にデフレ問題・個人消費低迷、若者の高い失業率に少子高齢化加速などで消費者の信頼感は低下、「投資から貯蓄」への流れが加速している。 米モルガンスタンレーは中国株と香港株の目標を引き下げた一方で、日本株の目標を上方修正した。中国人投資家の本土株売り・日本株買いの流れが今後も続く可能性。モルスタは、香港ハンセン指数を従来の1万8500ポイントから1万6000ポイントに引き下げ、中国CSI300指数を従来の3850ポイントから3500ポイントに引き下げた。一方、TOPIXの年末目標を従来の2600ポイントから2800ポイントに上方修正した。 香港市場ではレノボやシャオミ、美団、アリババ、バイドゥ、JDドットコムなどハイテク関連が総じて下落。春節期待でサンズチャイナやギャラクシーエンターテイメントなどカジノ関連は上昇。 上海市場でもハイテク関連が総じて下落している。不動産市場に対する追加支援が引き続き材料視されており、保利置業集団や北京城建投資発展、北京首都開発、金地集団など不動産株は軒並み上昇している。
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