プラチナ午前=プラチナは反落、NY安が圧迫要因で4400円超え出来ず

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。ニューヨーク反落から売り優勢。
現物相場は920ドル台前半で下値堅く推移も日経平均株価の下落、場中、円相場が一
時、1ドル=147円台前半に円小幅高となったことが圧迫要因となり、概ね2ケタ安
安で推移。先限は夜間取引で4396円で頭打ちとなり、4400円超えが出来なかっ
たため、手じまい売りの動きがあるもよう。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時23分現在の前営業日比は、プラチナが24〜10円安、プラチナミニが
15.0円安〜2.0円高、プラチナスポットが48円安、パラジウムが出来ず。
 午前11時23分現在の出来高は、プラチナが8778枚、プラチナミニが627
枚、プラチナスポットが3001枚、パラジウムが0枚。
【1月中国製造業・PMIは50割れ】
 プラチナは反落。期先は比較的、小幅な下げにとどまり、下値堅く推移。月末商いの
なか、日経平均株価が反落し、一時300円超の下落。午前10時半に中国物流購買連
合会が発表した1月の中国製造業・購買担当者景況指数(PMI)は49.2となり、
前月の49から0.2の改善を示した。ただし好況と不況の50割れが続いており、買
い材料としてはインパクト不足。
 プラチナ先限は夜間取引で4396円まで上昇した。しかし4400円超えが出来
ず、高値を離れ、4348円まで軟化。夜間取引の終盤に4383円まで反転も日中取
引は再度、売り優勢。4351円で買い拾われた後、下値を切り上げたが、4365円
で戻り一杯となり、プラスサイドには浮上できず。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方に926ドル台をつける場面があった
が、戻り売り圧力強く午前9時半頃に919ドルまで下落。924ドルまで反発した
が、925ドル超えができず、920ドル台前半で推移。
 午前1120分時現在、プラチナは971.20ドル、パラジウムが979.53ド
ルで推移。
 前営業日の大引け時点はプラチナが924.50ドル、パラジウムが980.65ド
ル。
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