−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2024/ 4 2,042.9 - 10.8 シカゴ大豆 2024/ 3 1,196.25 + 7.75 NY銀 2024/ 3 2,242.2 - 37.4 シカゴコーン 2024/ 3 442.75 0.00 NYプラ 2024/ 4 903.5 + 1.9 NY原油 2024/ 3 72.78 + 0.50 NYパラ 2024/ 3 956.10 + 7.10 ドル・円 148.73 + 0.36 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は148,70円台で推移 ドル高の流れが続いているが、ドル円は148円台半ばでの膠着した状態が続いた。 先週は局面に変化が見られた。これまで、今年の利下げ期待を巡って様子見の雰囲気が 続いたが、先週のFOMC後のパウエル議長の会見と、想定外に強い米雇用統計が米国 債利回り上昇と伴にドル高を誘発した。 4日にパウエル議長がCBSニュースのインタビューで、3月利下げの可能性を明確 に否定していた。FOMC後の会見と同様の内容ではあるが、想定外に強かった米雇用 統計もあり、週明けの市場は敏感な反応を見せた。議長はまた、利下げにはもっと証拠 が必要との認識も示していた。「自信は高まっているが、利下げに踏み切るという非常 に重要な1歩を踏み出す前に、もう少し自信が欲しいところだ」と述べていた。 ただ、ドル円に関してはユーロ円やポンド円とった対クロスでの円高の動きもあ り、ドル高・円高から狭い範囲での値動きに終始している。上値追いの流れに復帰しそ うな気配が出ている。148円台後半に強い売り圧力も観測されている。ただ、148 円台後半を突破できれば、再び150円を試しそうな状況ではある。 ◎NY貴金属=金は続落、米FRBの利下げ観測後退が圧迫 ニューヨーク金、銀は続落。 金4月限は続落。時間外取引では、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が早期 利下げに慎重な見方を示したことを受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、ドル 高を受けて軟調となった。日中取引では、予想以上の米ISM非製造業総合指数を受け て戻りを売られたのち、ドル高一服を受けて下げ一服となった。 銀3月限は米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退や金軟調を受けて売り優勢 となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は小反発。 プラチナ4月限は小反発。時間外取引では、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議 長が早期利下げに慎重な見方を示したことを受けて売り優勢となった。欧州時間に入る と、買い戻し主導で上昇した。日中取引では、予想以上の米ISM非製造業総合指数を 受けて戻りを売られたのち、ドル高一服を受けて下げ一服となった。 パラジウム3月限は米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退が圧迫要因になっ たが、日中取引で買い戻されてプラスサイドに転じた。 ◎LME=全面安、米利下げ観測後退とドル買いの動きから売り優勢に アルミ3カ月物は続落。2236.50ドルで小高く取引を開始。売り警戒から値を 落としても買い戻される底堅さをアジアの時間帯は見せていたが欧州の時間帯を迎える と軟化に転じた。2216ドルに達すると下げ渋る場面も見られたが、米国の時間帯に は米利下げ観測後退とドル買いの動きが重石となり、さらに軟化。引け間際に1月23 日以来の安値となる2203ドルを付け、低迷したまま取引を終えた。 銅3カ月物は続落。8455ドルで軟調に取引を開始。アジアの時間帯は8455ド ルを下値支持線とするもちあいとなり、8485ドルの高値まで浮上するなどプラスサ イドに転じる場面も見られた。しかし欧州の時間帯を迎えると軟化。米利下げ観測後退 を受けたドル買いの動きが重石となるなか米国の時間帯も下値を探る足取りとなり、一 時は8357ドルと1月23日以来の水準まで軟化。安値からの戻りも浅いままこの日 の安値圏で終了。 ◎NY原油=反発、ガザ停戦協議の合意なく中東の緊迫感は継続 ニューヨーク原油は反発。 中東情勢の不透明感が相場を支えた。イスラエルと武装組織ハマスの停戦協議は難航 しており、パレスチナのガザ地区などを巡る混乱が長期化するリスクがある。イスラエ ルによるガザ侵略を停止させるため、イランが支援する武装勢力は各地の米軍基地や親 米武装組織、イスラエルへの攻撃を続けている。一方、米国を中心とした連合軍は、紅 海で妨害行為を継続するイエメンに対して空爆を継続している。週末に米軍は米兵が殺 害された報復として、イラクやシリアなども空爆した。 改質ガソリンとヒーティングオイルは反発。原油高に連動した。 ◎シカゴ大豆=大豆は買い戻しから揃って反発、コーンはまちまち 大豆は揃って反発。 3月限は米連邦準備理事会(FRB)による利下げ観測が後退し、ドル買いの動きが 広がったことで一時は昨年6月8日以来の水準まで値を落としたものの、売り警戒から 買い戻されてプラスサイドに浮上した。今週は8日に米農務省(USDA)月例需給報 告の発表を控えていることで玉整理基調が強まったことも買い戻しの要因となった。 コーンは小幅まちまち。 8日発表の米農務省(USDA)月例需給報告を控えて玉整理基調が強まり狭いレン ジ内での高下にとどまった。1月30日に一代の安値を更新した後だけに下落に対する 抵抗を見せながらも需給緩和見通しが重石となったことで3月限は440セント台前半 での高下にとどまった。 MINKABU PRESS
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