JPXゴムRSS3号は、上げ一服となりそうだ。上海夜間やドル・円ともに小動き となったことから、手掛かり材料難となり、方向感に欠ける展開となった。その後も、 動意に欠ける展開となっている。 今日のJPXゴムRSS3号は、上値の重い展開になりそうだ。前日は、上海高やド ル・円が大幅な円安に振れたことから、買いが先行した。ただ、産地相場をみると、タ イ南部の天然ゴム主要積出港のソンクラ港渡しのオファー価格が、前日比1.84バー ツ安の75.04バーツとなった。バンコク渡しのオファー価格も下落しており、産地 相場は上げ一服となった。 この背景には、直近の上昇が急だったうえ、中国は2月10日に春節を迎え、大型連 休に突入する。このため今週は、徐々に中国勢の産地での買い付けが手控えられること が挙げられる。 産地相場の上昇が一段落となれば、JPXゴムRSS3号は売り圧力が強まる可能性 がある。JPXゴムRSS3号の活発限月の7月限は、前日に一代の高値となる 290.7円まで上昇した。節目の290円台に乗せてことで、目先の上値達成感もあ る。今日は目先の上値達成感からの売りに注意したい。 午前9時51分時点の円相場は1ドル=148.64円付近で推移している。 午前9時51分時点のゴムRSS3号活発限月の7月限は同1.5円安の287.6 円。今日の日中、予想される7月限のレンジは284.0〜290.0円前後。 今後一週間先までのRSS3号7月限の予想レンジは270.0〜300.0円。 テクニカルからの下値支持線は280.0円(節目)、上値抵抗線は295.0円(節 目)。 MINKABU PRESS
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