【市況】 ゴムRSS3号は、総じて反落。寄り付きでは、上海夜間やドル・円ともに小動き となったことから、手掛かり材料難となり、方向感に欠ける展開となった。中盤に入る と、直近の上昇に対する調整安場面となり、売りが先行している。TSR20は出来 ず。 午前11時43分現在のRSS3号は前営業日比4.3円安〜3.6円高。活発限月 の7月限は同4.2円安の284.9円、期先1月限は出来ず、推定出来高は884枚 (前日夜間取引含む)。 【産地相場に注目】 直近のJPXゴムRSS3号の上昇を支えてきた産地相場に、変化の兆しがある。昨 日の産地相場をみると、タイ南部の天然ゴム主要積出港のソンクラ港渡しのオファー価 格が、前日比1.84バーツ安の75.04バーツとなった。バンコク渡しのオファー 価格も下落しており、産地相場は上げ一服となっている。 今回の産地相場の上昇は、1月11日ころから始まっている。ソンクラ渡しのタイオ ファーをみると、1月11日から2月2日までの上昇場面で、前日比で下落したのは、 2日しかなく、最大でも前日比1.32バーツ安だった。2月5日の前日比1.84バ ーツの下落は、今回の上昇局面では最大の下げ幅となる。 中国が春節の大型連休を控えているだけに、昨日の下落が産地相場の地合いを変える 可能性もある。注意深く見守りたい。 【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】 シンガポール市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は買いがやや優勢となり、 0.1〜0.3セント高となっている。 上海ゴムは総じて小高い。午前11時00分現在、指標限月の2024年5月限は、 前営業日比40元高の1万3410元となっている。 MINKABU PRESS
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