−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2024/ 4 2,047.9 - 3.8 シカゴ大豆 2024/ 3 1,193.50 + 4.50 NY銀 2024/ 3 2,263.6 + 27.6 シカゴコーン 2024/ 3 433.25 - 1.00 NYプラ 2024/ 4 894.0 + 7.1 NY原油 2024/ 3 76.22 + 2.36 NYパラ 2024/ 3 892.10 - 8.20 ドル・円 149.34 + 1.17 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は149円台半ばまでドル高・円安が進行 為替市場はドル高が再開し、ドル円は149円台半ばまでドル高・円安が進行した。 強い上値抵抗を示していた148円台後半の水準を突破し、ストップロスを巻き込んで 149.50円付近まで上昇。 149円台を維持できるようであれば、節目の150円を再び試しそうな気配が出て いる。短期的にレンジ取引になるのではとの見方も出ており、150円手前ではドルの 買い方の手仕舞いが出やすいという。8日の上昇で上向きの方向感を出せるか注目され る。 8日は東京時間に日銀の内田副総裁が「どんどん利上げをしていくようなパスは考え にくく、緩和的な金融環境を維持していく」と表明したことに海外勢中心に敏感に反応 しているようだ。マイナス金利は解除するものの、まだ、さらなる利上げを追及する状 況ではないことを示唆する内容とも思われる。 ◎NY貴金属=金が反落、米労働市場の堅調が示される ニューヨーク金は反落、銀は反発。 金4月限は反落。時間外取引では、ドル安となったが、手じまい売りなどが出て軟調 となった。欧州時間に入ると、買い戻される場面も見られたが、米国債の利回り上昇や ドル高を受けて下げ幅を拡大した。日中取引では、米新規失業保険申請件数で労働市場 の堅調が示されたことを受けて軟調となったが、ドル高が一服すると、買い戻されて下 げ一服となった。 銀3月限はドル高一服をきっかけに買い戻されて反発した。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発、パラジウムは続落。 プラチナ4月限は反発。時間外取引では、ドル安が下支えになったが、金軟調に上値 を抑えられた。欧州時間に入ると、買い戻されたが、米国債の利回り上昇やドル高を受 けて一段安となった。日中取引では、米新規失業保険申請件数で労働市場の堅調が示さ れたことを受けて売り優勢となったが、ドル高一服をきっかけに買い戻し主導で上昇し た。 パラジウム3月限は米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退を受けて一代安値 を更新したのち、ドル高一服を受けて下げ一服となった。 ◎LME=下落、中国の消費者物価の低迷で同国の景気不安を嫌気 アルミ3カ月物は小幅続落。前日と変わらずの2222ドルで寄り付いた。今月2日 以来の高値となる2251ドルまで上昇する場面があったが、銅の軟調な値動きを嫌気 し、上げ幅を削り、マイナスサイドに軟化した。2214.10ドルで下げ渋り、下値 の堅さを示したが銅が大幅安となったことが、戻り圧迫要因となった。 銅3カ月物は大幅続落。8314ドルで小高く取引を開始。8364ドルまで上昇し たが、戻り売りであっさりと、8300ドル割れとなり、1月18日の安値8245ド ルを試した。この日、アジア時間の午前中に中国の1月の消費者物価指数(CPI)が 発表され、前年同月比0.8%の下落し、4カ月連続のマイナスとなった。下落率は、 2009年9月以来の大きさとなり、デフレ経済が鮮明となり、足元の中国の景気低迷 が裏付けられた。中国の景気不安から一次産品需要減少警戒感が強く、下値模索とな り、8182.50ドルまで下落し、昨年11月14日以来の安値まで値を崩した。上 海株の上昇が下支え要因ながら、戻りは抑えらた。この日は英国株が軟調に推移も米国 株は堅調に推移したが、ドルの先高感が強いことが銅市況にとって逆風となり、この日 の安値圏で低迷して取引を終えた。 ◎NY原油=続伸、中国の大型連休入りを控えて買い戻しが強まる ニューヨーク原油の期近は続伸。 中国が春節の大型連休入りすることから買い戻しが優勢となった。10億人超が大移 動することから、石油需要が例年上振れする。1月の中国消費者物価指数(CPI)が 前年比−0.8%と、約14年ぶりの落ち込みとなったことは消費の弱さや景気悪化を 示唆し、中国の不動産市場や株式市場の不透明感とともに景気懸念を広げる要因だが、 特に注目されず。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は続伸。原油高に連動した。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は軒並み反発、コーンは揃って続落し連日安値更新 大豆は軒並み反発。 米農務省(USDA)月例需給需給報告では米国の23/24年度需給見通しで需給 緩和の可能性が示されたが、材料織り込み感が強まるなか前日の大幅下落の修正から買 い戻す動きが広がった。 コーンは揃って続落。 米農務省(USDA)月例需給ではブラジルの23/24年度生産量予測が前月予測 から300万トン引き下げられたことが下支え要因となる一方、米国の23/24年度 の需要予測が引き下げられ、若干の需給緩和となったことが重石となった。3月限は前 日に続いて一代の安値を更新する場面が見られた。週間純輸出成約高の強気な内容に対 する反応は限られた。 MINKABU PRESS
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