−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2024/03 434.50 437.00 429.75 433.25 - 1.00 2024/05 446.50 448.50 441.25 445.00 - 1.50 2024/07 455.50 457.00 450.00 454.00 - 1.50 単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比) 先物 480,925 562,469 1,605,128 (- 4,249) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から 電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4 時の数字です。 ======================================= *米農務省発表の米国需給報告(2月8日発表:カッコ内は前月見通し) 2022/23年度 作付面積 : 8820万エーカー ( 8820万エーカー) 単 収 : 173.4Bu ( 173.4Bu) 期初在庫 : 13億7700万Bu ( 13億7700万Bu) 生 産 :136億5100万Bu (136億5100万Bu) 輸 入 : 3900万Bu ( 3900万Bu) 供給合計 :150億6600万Bu (150億6600万Bu) 飼料用 : 54億8700万Bu ( 54億8600万Bu) 食品・種・工業用: 65億5800万Bu ( 65億5900万Bu) 内エタノール : 51億7600万Bu ( 51億7600万Bu) 輸 出 : 16億6100万Bu ( 16億6100万Bu) 需要合計 :137億0600万Bu (137億0600万Bu) 期末在庫 : 13億6000万Bu ( 13億6100万Bu) 在庫/消費率 : 9.9% ( 9.9%) 2023/24年度 作付面積 : 9460万エーカー ( 9490万エーカー) 単 収 : 177.3Bu ( 177.3Bu) 期初在庫 : 13億6000万Bu ( 13億6000万Bu) 生 産 :153億4200万Bu (153億4200万Bu) 輸 入 : 2500万Bu ( 2500万Bu) 供給合計 :167億2700万Bu (167億2700万Bu) 飼料用 : 56億7500万Bu ( 56億7500万Bu) 食品・種・工業用: 67億8000万Bu ( 67億9000万Bu) 内エタノール : 53億7500万Bu ( 53億7500万Bu) 輸 出 : 21億0000万Bu ( 21億0000万Bu) 需要合計 :145億5500万Bu (145億6500万Bu) 期末在庫 : 21億7200万Bu ( 21億6200万Bu) 在庫/消費率 : 14.9% ( 14.8%) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− *米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高(2月1日までの週) コーン:121万9300トン(事前予想レンジ:50万〜120万トン) 小 麦: 35万トン(事前予想レンジ:15万〜 50万トン) *米気象庁発表の6−10日予報(2月14日−2月18日) コーンベルト西部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年並〜上回る。 コーンベルト東部の気温は平年を下回る〜平年並。雨量は平年を下回る。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− コーンは揃って続落。終値の前営業日比は1.75〜1.00セント安。期近3月限 は1.00セント安の433.25セント。期近3、5月限を含む複数の限月が一代安 値を更新。 米農務省(USDA)月例需給ではブラジルの23/24年度生産量予測が前月予測 から300万トン引き下げられたことが下支え要因となる一方、米国の23/24年度 の需要予測が引き下げられ、若干の需給緩和となったことが重石となった。3月限は前 日に続いて一代の安値を更新する場面が見られた。週間純輸出成約高の強気な内容に対 する反応は限られた。 3月限は434.50セントで取引を開始した後は、USDA月例需給発表待ちで模 様眺めとなったため欧州の時間帯終盤までは大きな動きは見られなかったが、欧州の時 間帯後半に浮上。シカゴの時間帯を迎えるとさらに地合いを引き締めて 437セントの高値に達したが、戻り待ちの売りを浴びて値を沈め429.75セント と一代の安値に達した。USDA月例需給報告が強弱いりまじる内容となったことでそ の後も大きく高下するなかでプラスサイドに達する場面も見られたが、終盤に押された 後の戻りは浅く、マイナスサイドのまま引けを迎えた。 米国の22/23年度の飼料用の100万Bu引き上げも食品・種・工業用の100 万Bu引き下げに相殺され、期末在庫率は前月と同率の9.9%となった。 23/24年度の米国需給予測は供給項目は全て前月と同量に据え置かれる一方、需 要項目で食品・種・工業用が1000万BU引き下げられたことを受け、期末在庫率 予測は前月の14.8%から14.9%へ上方修正された。 23/24年度のブラジルのコーン生産量予測は前月の1億2700万トンから1億 2400万トンに下方修正された。一方のアルゼンチンの生産量予測は前月と同量の 5500万トンに据え置かれた。 また、23/24年度の中国の生産量予測は前月の2億8884万トンに据え置かれ た。 米農務省(USDA)発表の2月1日までのコーン週間純輸出成約高は121万 9000トンで前週の135万1200トンを下回ったが、引き続き100万トン台を 記録した。今年度の累計純輸出成約高は3490万8300トンで前年同期の2679 万2200トンを約30.3%上回っている。 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気 概況及び予報を要約)。 <ブラジル> 産地中部では週末にかけて散発的な降雨が続く見通しだが、12日の週は局地的な降 雨に変化するだろう。産地南部では今週は少雨が見込まれるが、12日以降は広い範囲 で散発的な降雨になるもよう。また十分な雨量を伴うと予想される。ただ、産地中部で は依然として雨量不足で、サフリーニャコーンの生育には土壌水分が不足した状態にあ る。順調な生育のためには今後2か月間に十分な量の雨量を伴う降雨が発生することが 必要。 <アルゼンチン南北産地> 広い範囲で降雨が発生しているが、この雨は週末も降り続くだろう。また気温も平年 並みに低下。来週上旬には新たな低気圧が発生しまとまった雨量を伴う降雨が発生する 見込み。最高気温が38℃に達する高温乾燥の後だけに、穀物の作柄改善のためには まとまった雨量を伴う降雨が必要となっている。 シカゴ小麦は反落。米農務省(USDA)月例需給報告で、米国の期末在庫量は引き 上げられたことに加え、ロシアからの供給増加が米国の輸出を圧迫するとの懸念が重石 となり売り優勢で運ばれた。3月限は前日比13.50セント安の585.50セント で終えた。 米農務省(USDA)月例需給報告では23/24年度の米小麦生産量予測は18億 1200万Bu、総供給量予測は前月時点の25億2700万Buに据え置かれた。一 方、国内需要が引き下げられた結果、期末在庫量予測は前月の6億4800万Buから 6億5800万トンに引き上げられた。 一方、23/24年度の米国外の生産量予測についてはオーストラリアが2550万 トン、カナダが3195万トンで前月と同量に据え置かれる一方、ロシアが9100万 トン、ウクライナが2340万との見通しが示された。 *米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約) 8日は局地的な降雨にとどまったが、週末にかけて再び降雨が発生する見込み。11 日の降雨は南部を中心にまとまった雨量や雪量をもたらすだろう。気温は低下するが、 平年並を保つもよう。 今日の材料 ・ブラジル産地中部では産地中部では週末にかけて散発的な降雨が続く見通し。 ・ブラジル産地中部の土壌水分はサフリーニャコーン生育にとって不足した状態。 ・ブラジル産地南部では慈雨が続く。 ・アルゼンチン産地では週末まで降雨が続く。 ・23/24年度の米国需給予測は食品・種・工業用が1000万BUの下方修正。 ・23/24年度の米期末在庫率予測は前月より0.1%引き上げられた14.9%。 ・2月1日までのコーン週間純輸出成約高は121万9000トンで前週の135万 1200トンを下回ったが、引き続き100万トン台を記録。 MINKABU PRESS
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