追加:LME市況=アルミは強気な米CPIを受け反落、銅・ニッケルは続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,198.35  -  2.23       2,225.50  -  1.50
    アルミ合金      1,820.00     0.00        1,820.00     0.00
     銅         8,155.50  + 26.82        8,260.00  + 25.00
    ニッケル      16,005.00  +222.00       16,261.00  +221.00
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 アルミ3カ月物は小幅反落。2232ドルで小高く取引を開始した後に更に値位置を
切り上げた。アジアの時間帯は2239〜2243ドルのレンジを中心にした高下とな
った。アジアの時間終盤に2250ドルまで浮上した後は買い一巡感が強まって次第に
値位置を切り下げながらも2232ドルを下値支持線とする足取りになった。1月の米
消費者物価指数(CPI)が予想を上回る強気内容となり、米早期利下げ観測が後退す
ると、値を落とし2215.50ドルの安値を付けた。安値からの戻りも限られ終盤は
この日の安値圏での往来にとどまり、プラスサイドの回復に至らないまま終了。
 2月12日の指定倉庫在庫は25トン減の52万5225トン。
 銅3カ月物は続伸。8261.50ドルで買い優勢で取引を開始した後、中華圏の株
式市場が休場となるなか玉整理基調が強まった。2月9日にかけて下落した後の修正か
ら買い戻されて一時は8325ドルまで上げ幅を拡大した。その後は米CPIの発表を
受けたドル高傾向が重石となり、引けにかけて値位置を落とす足取りとなった。しか
し、2月に入って続落が続いた後で下落に対する抵抗の強さに下支えられ、8240ド
ルを支持線とする足取りとなり、小確りとした足取りを維持して終えた。
 2月12日の指定倉庫在庫は850トン減の13万5450トン。

 ニッケル3カ月物は続伸。前日比変わらずの1万6040ドルで取引を開始した。1
万6015ドルに小安くなる場面があったが、下値は堅く、概ね堅調に推移し、引けに
かけて値位置を切り上げる足取りを展開。1万6300ドルの高値に達したところで伸
び悩みに転じたが、高値圏からわずかに離れたが、200ドル超の上げ幅を記録した。
 2月12日の指定倉庫在庫は変わらずの7万1946トン。
今日の材料
・13日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。多くの市場が休場。
・豪州ASX200指数は小幅続落、11.34ポイント安の7603.58
 ポイント。
・欧州株は下落。1月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回り、FRBの早期利下げ
 観測が後退したことが売りを促した。英FT、独DAXとも不動産株が下落。
・1月の米消費者物価指数(CPI)
 結果 0.3% 予想 0.2% 前回 0.2%(0.3%から修正)(前月比)
 結果 3.1% 予想 2.9% 前回 3.4%(前年比)
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=150.80円台まで大幅高。ユーロドルは昨年11月14日
 以来の安値となる1ユーロ=1.0698ドルまで下落。
・米国株は反落。ニューヨークダウは524.63ドル安。ナスダック指数は286.95ポイント
 安。
・ニューヨーク貴金属はドル高から急落となり、大幅安。ニューヨーク原油は続伸。
MINKABU PRESS
 *今日の材料に米国株を追加。

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