−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2024/03 430.25 434.75 428.75 430.75 + 0.25 2024/05 442.50 446.25 441.00 443.25 + 0.75 2024/07 452.00 455.25 451.00 452.50 + 0.25 単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比) 先物 332,342 398,312 1,593,097 (- 10,274) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から 電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4 時の数字です。 ======================================= *米気象庁発表の6−10日予報(2月19日−2月23日) コーンベルト西部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を下回る。 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年並。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− コーンは総じて小幅続伸。終値の前営業日比は期先2本が2セント安だが、それ以外 は変わらず〜1.75セント高。期近3月限は0.25セント高の430.75セン ト。 これまで一代の安値を更新し続けたことで下落に対する抵抗も強く、売り修正のため の買い戻しが膨らんだ。ただ、この日発表された1月の米消費者物価指数(CPI)が 事前予想を上回る強気な内容となったことで米早期利下げ観測が後退したことや、これ に伴いドル買いの動きが広がったことが弱材料となった。また、ブラジルで降雨となっ たことでサフリーニャコーンの生育環境が改善したことも重石となり、最終的には小幅 な上昇にとどまった。 3月限は430.25セントで取引を開始した後のアジアの時間帯は430セントが 上値抵抗線として意識される低迷となり、このなかで428.75セントの安値を付け た。欧州の時間帯まで頭の重さを窺わせる足取りとなった後、シカゴの時間帯には 434.75セントの高値まで一気に浮上する動きを見せたが騰勢は続かず、すぐに 上げ幅を縮小。終盤に430セントを割り込む動きも見られたが買い戻され、終値ベー スでは辛うじてプラスサイドと430セント台を記録した。 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気 概況及び予報を要約) <ブラジル産地> 産地中部の降雨は局地的となる一方、アルゼンチンから移動してきた低気圧は南部お よび東部にまとまった雨量を伴う降雨をもたらしている。南部ではこれまで土壌水分の 乾燥が促されてきた後であり、降雨が必要となっている。週末までには広い範囲でまと まった雨量を伴う降雨が発生し、大豆の収穫とサフリーニャコーンの作付のペース鈍化 を招くものの、ほとんどの穀物にとって慈雨になる見込み。ただ南部では来週から再び 少雨傾向となり、降雨が続く期間は限られると予想される。 <アルゼンチン産地> 1月半ば以降の高温乾燥もまとまった雨量を伴う降雨が発生したことで終了してい る。土壌水分が回復し穀物の状態も安定した。また週末には新たな低気圧が到来する見 込み。 シカゴ小麦3月限は期近2限月以外が小幅安、。コーンの堅調な足取りに追随する買 いが見られた。ただ、強気な米消費者物価指数(CPI)を受けたドル高が米国の輸出 を圧迫する可能性が意識され、上げ幅は限られた。3月限は2月5日以降、概ね587 〜607セントのレンジ内での高下にとどまっているが、この日もこの取引レンジ内で の高下にとどまった。3月限は前日比変わらずの597.50セントで終了。 *米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。 14日には低気圧は北部に移動するが、15日から16日にかけて新たに低気圧が到 来し、より多くの降雨または降雪となる見込み。来週も同様に低気圧が到来する見込 み。この低気圧の移動と到来の影響で、気温は大きく高下するだろう。 今日の材料 ・ブラジル中部では広い範囲で雨がちな天気に。 ・ブラジル南部は今週は降雨発生も来週は少雨傾向に。 ・アルゼンチン産地では慈雨が続き土壌水分が回復。 ・米小麦産地では慈雨が続く見通し。 MINKABU PRESS
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