［本日の見通し］ゴム＝徐々に地合いを緩める、株や為替に注目
ＪＰＸゴムＲＳＳ３号は、徐々に地合いを緩める展開になりそうだ。寄り付きでは、 上海夜間が休場のため、手掛かり材料難となる中、ドル・円が１５０円台後半の円安に 振れていることを受けて、買いが先行した。だが、買い一巡後は伸び悩んでいる。 今日のＪＰＸゴムＲＳＳ３号は、徐々に地合いを緩める展開になりそうだ。上海ゴム は、春節のため、今週いっぱい休場となる。また、産地相場でも中国勢が不在となるた め、動意に欠けるとみる。このため、ゴム独自の材料からは、手掛り材料難となる。 ただ、直近のＪＰＸゴムＲＳＳ３号の活発限月の７月限の値動きをみると、５日に２ ９０．７円まで上昇後、修正安の動きとなっている。昨日は、日経平均株価が１０００ 円を超える上昇をみせたことから、買いが先行したが、今日の日経平均株価は売りが先 行している。 また、序盤は１ドル＝１５０円台後半の円安を好感し、買いが先行したが、東京に１ ５１円台に突入するような動きを見せなければ、円安を背景とした買いがも一服となる だろう。 このため今日のＪＰＸゴムＲＳＳ３号は、寄り付きでは買いが先行したものの、場中 に株高や円安が進まなければ、徐々に地合いを緩めるとみる。 午前９時４６分時点の円相場は１ドル＝１５０．６１円付近で推移している。 午前９時４６分時点のゴムＲＳＳ３号活発限月の７月限は同０．９円安の２８２．３ 円。今日の日中、予想される７月限のレンジは２８０．０〜２８４．０円前後。 今後一週間先までのＲＳＳ３号７月限の予想レンジは２６０．０〜２９０．０円。 テクニカルからの下値支持線は２７０．０円（節目）、上値抵抗線は２８５．０円（節 目）。 MINKABU PRESS
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