金・銀市況=金は大幅続落、ドル建て現物相場の低迷などジリ安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/02          2024/12    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,650    -68     9,648   -70  : 1,992.06    -29.25
銀          106.1   +0.1     106.3   0.0  : 2,200.00    -76.00
プラチナ     4,235    -65     4,281   -37  :   875.43    -16.12
パラジウム   4,200   -200     4,200  -200  :   864.43    -36.82
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.53  +1.06  ユーロ・ドル相場   1.0715  -0.0052
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【市況】
 金は大幅続落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後、ドル建て
現物相場の軟調を受け円安が下支えになりながらも戻りの鈍く、先限は正午前に67円
安で推移。午後に入り、円が一時150.30円台に小反発、ドル建て現物相場の低迷
からジリ安となり場面があり、70円安で引けた。
 銀は2月当限のみ約定で0.1円高。
 前営業日比は、金標準、金ミニが72〜65円安、ゴールドスポットが63円安、銀
が変わらず〜0.1円高。
 推定出来高は、金が3万7145枚、金ミニが8326枚、ゴールドスポットが1万
7299枚、銀が1枚。
【軟調に推移、終値で9621円割れなら調整色】
 金先限は軟調に推移。日中取引で9633円までジリ安となり、金月6日以来の安値
をつけた。まだ押し目形成場面で本格的な下落相場にはなっていないと判断したい。6
日の安値9621円を終値で割り込むと調整色が濃くなる。明晩発表の1月の米小売売
上高に対する反応に注意。
 プラチナ標準の総取組高が5万枚台まで急増したが、金標準の総取組高は13日現
在、4万4656枚。今日も出来高を伴った下落となり、押し目買い優勢で2日連続で
大幅増加になったを見極めたい。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、低迷。きのうの海外市場では、1月の米消費者物価指数
(CPI)が予想以上の強い数字となったことでドル高を背景に軟化し、2000ドル
割れとなり、1990ドル近くまで下落。アジア市場では、ドル堅調で1990ドル台
前半で低迷を余儀なくされ、午後に入っても1993ドル台で戻りを抑えられた。
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