ゴム市況=総じて続伸、産地高やシンガポール高を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                 RSS3                   TSR20
   2024/02    2024/07     2025/01        2024/03       2025/02
 290.0  + 3.2 288.0  + 4.8  284.0   0.0    230.0  + 4.0   230.0  + 4.0
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
    上海ゴム    休場
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて続伸。寄り付きでは、上海夜間が休場のため、手掛かり材
料難となる中、ドル・円が150円台後半の円安に振れていることを受けて、買いが先
行した。中盤は手掛り材料難の中、玉次第の展開となったが、終盤になると、産地高や
シンガポール高を背景に地合いを引き締めた。TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比変わらず〜5.2円高、活発限月の7月限は同
4.8円高の288.0円、期先25年1月は同変わらずの284.0円。総出来高は
1387枚。TSR20の帳入値は全限が同4.0円高。

【産地相場は反発】
 今日のタイオファー価格(FOB)は反発となった。バンコク渡しがキロあたりの前
日比0.31バーツ高の76.27バーツ、ソンクラ渡しも同0.31バーツ高の
76.02バーツとなった。
 今日のSTR20のオファー価格は軟化しており、今日はRSS3号の引き合いが強
かったようだ。今週は、中国勢が不在のため、ゴム相場全体が軟化するとみられていた
が、比較的しっかりとした展開となっている。徐々にウィンタリング(落葉期=減産
期)も意識される時期となっており、ゴム相場は堅調地合いが続く可能性もありそう
だ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は買いが先行し、2.3〜4.1セント高。TSR
20は売りがやや優勢となり、0.6〜0.2セント安。

 上海ゴムは春節のため休場。取引再開は、2月19日の予定。

MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。