日本時間22時半に発表になった1月の米生産者物価指数(PPI)は、総合指数で前月比0.3%、コア指数で0.5%と、先日のCPIに引き続き予想を上回る内容となり、インフレの粘着性を浮き彫りにした。FRBの早期利下げ期待も一層後退させている。 この結果を受けて短期金融市場では今年のFRBの累計の利下げを1.00%ポイント以下で織り込み始めている。2週間前までは1.50%ポイントで織り込んでいた。 これを受けて米国債利回りが上昇し、為替市場はドル高の動きが見られている。一方、米株式先物は売りの反応。 *米生産者物価指数(PPI)(1月)22:30 結果 0.3% 予想 0.2% 前回 -0.2%(-0.1%から修正)(前月比) 結果 0.9% 予想 0.6% 前回 1.0%(前年比) 結果 0.5% 予想 0.1% 前回 -0.1%(0.0%から修正)(食品・エネルギー除くコア・前月比) 結果 2.0% 予想 1.7% 前回 1.7%(1.8%から修正)(食品・エネルギー除くコア・前年比) 米株価指数先物(3月限)(NY時間08:33)(日本時間22:33) ダウ先物 38741(-117.00 -0.30%) S&P500 5039.50(-7.00 -0.14%) ナスダック100先物 17933.50(+20.75 +0.12%) 米国債利回り(NY時間08:42)(日本時間22:42) 2年債 4.695(+0.121) 10年債 4.321(+0.091) 30年債 4.470(+0.061) 期待インフレ率 2.328(+0.032) ※期待インフレ率は10年債で算出 USD/JPY 150.60 EUR/USD 1.0738 GBP/USD 1.2562 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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