アジア株 上海株は7日続伸、人工的に作られた株式市場 当局が相場を支配 ヘッジファンドは中国株空売り 東京時間14:01現在 香港ハンセン指数 16524.43(+21.33 +0.13%) 中国上海総合指数 2965.48(+14.52 +0.49%) 台湾加権指数 18835.10(+158.79 +0.85%) 韓国総合株価指数 2663.92(+10.61 +0.40%) 豪ASX200指数 7610.40(+2.04 +0.03%) インドSENSEX30種 72169.63(-453.46 -0.62%) アジア株はまちまち。 米半導体メーカーのエヌビディア決算が材料視されており、台湾株は史上最高値をつけている。TSMCなど半導体関連が総じて上昇。 当局の「相場支配」で人工的に作られた中国株式市場は1カ月超ぶり高値水準。大量の売り注文を出し相場を混乱させたとして大手クオンツファンドの口座が凍結されたうえ、深センと上海の証券取引所は相場を混乱させる(下落させる)クオンツ取引や異常取引の監視を強化する方針だ。証監会の関係者はクオンツファンドに対する規制は順次導入されるとコメントした。 上海株は株取引制限強化受け7営業日続伸。 取引き開始30分が経過した頃一時急反落した。証監会がきのう機関投資家に対し、株取引開始時と終了時30分間に保有株式を減らすことを禁止した。そのため、開始30分後に売りが広がり一時マイナス圏に転落する場面が見られた。ただ、このような措置は混乱を招くだけ。中国株式市場に不信感を抱いた投資家は戻ってくることはないだろう。 証券時報は、中国株式市場に年明けから「買い戻しの波」が続いていると買いを煽っているが…。米モルガンスタンレーによると、年初からの中国株反発でもヘッジファンドは中国株のショートポジションを増やしていると指摘している。 上海株の急反落を受け香港株も一時マイナス圏に転落した。 中国海洋石油や中国石油天然気などエネルギー関連が総じて上昇。自動車や医療品、公益関連の一角も上昇している。一方、きのう大幅上昇した不動産株は調整売りに押されている。当局による不動産支援を好感した買いは続かず。バイドゥやJDドットコム、ネットイース、シャオミなどのハイテク関連も下落している。
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