NY金・銀市況=反落、ドル高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/ 4)  2039.7     2047.4      2033.4      2042.7     -  1.4
          (24/ 6)  2059.7     2067.3      2053.6      2062.7     -  1.4
   銀     (24/ 5)  2267.0     2273.5      2247.0      2263.6     - 12.1
         (23/ 7)  2289.0     2293.5      2269.5      2285.2     - 12.0
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           130,231       158,198       410,399        (+   75)
  銀           49,246        89,187       144,382        (-  1,384)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          38,949.02  -  23.39
     前日  150.51/53   1.0844/46   ・ナスダック         15,947.74  -  87.56
     本日  150.67/69   1.0837/39   ・10年米国債利回り      4.27  -   0.04
・NY原油  (24/ 4)   78.54 - 0.33  ・SPDR保有金残高    826.94  -   0.87
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は金が1.6〜1.1ドル安、中心限月の
4月限が1.4ドル安、銀は12.4〜12.0セント安、中心限月の5月限は
12.1セント安。
 金4月限は反落。時間外取引では、押し目を買われる場面も見られたが、ドル高を受
けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、ドル高一服を受けて下げ一服となった。日
中取引では、米国内総生産(GDP)の下方修正が支援要因になったが、米個人消費支
出(PCE)デフレータの発表を控えて上げ一服となった。
 銀5月限は米国内総生産(GDP)の下方修正が下支えになったが、米個人消費支出
(PCE)デフレータの発表を控えて上げ一服となった。
 ニューヨーク金4月限は反落。時間外取引では2033.4〜2042.5ドルのレ
ンジで推移、前日比5.4ドル安の2038.7ドルとなった。4月限は安寄りしたの
ち、押し目を買われる場面も見られたが、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間
に入ると、ドル高一服を受けて下げ一服となった。
 日中取引では、米国内総生産(GDP)の下方修正が支援要因になり、2047.4
ドルまで上昇した。その後は、米個人消費支出(PCE)デフレータの発表を控えて上
げ一服となった。
 第4四半期の米国内総生産(GDP)改定値が年率換算で前期比3.2%増と、速報
値の3.3%増からやや下方改定されたことが下支えになった。ただ29日に1月の米
個人消費支出(PCE)デフレータの発表を控えており、手じまい売りなどが出て上げ
一服となった。
 ニューヨーク銀5月限は、時間外取引で2247.0〜2272.5セントのレンジ
で推移し、前日比20.7セント安の2255.0セントとなった。5月限は安寄りし
たのち、ドル高を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、ドル高一服を受けて下
げ一服となった。
 日中取引では、米国内総生産(GDP)の下方修正が支援要因になり、2273.5
セントまで戻した。その後は、金の上げ一服を受けて戻りを売られた。
 2月27日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比13万9874オンス増の
1825万9880オンス、銀は25万6714オンス増の2億8207万5990オ
ンス。

今日の材料
・中国証券監督管理委員会(証監会)は、市場の安定を確保するために、ハイフリーク
エンシー(高頻度)取引を含むあらゆるタイプの取引行為に対する監督管理を包括的に
強化するとの声明を発表した。
・欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は、ユーロ圏のインフレ率はさらに低下
すると予想されるが、ECBは利下げを開始する前にさらにデータを確認する必要があ
るとの考えを示した。
・第4四半期の米実質国内総生産(GDP)改定値は年率換算で前期比3.2%増と、
速報値の3.3%増からやや下方改定された。民間在庫投資の下方修正が重しとなった
ものの、個人消費は引き上げられ、景気の底堅さを示唆した。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカジミール・スロバキア中銀総裁は、EC
Bは来週開催される理事会で利下げ開始にコミットすることは避けなければならないと
の見解を示した。
・米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は、連邦準備理事会(FRB)による年内の利下
げ開始が「適切になる可能性が高い」と述べた。
・米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、米連邦準備理事会(FRB)の目標であ
る2%のインフレ率達成にはまだ距離があるが、データ次第では年内の利下げもあり得
るとの見方を示した。
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