(NY時間09:34)(日本時間22:34) アドビ<ADBE> 501.43(-69.02 -12.10%) アドビ<ADBE>が大幅安。前日引け後に12-2月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。デジタルメディア部門が好調だった。ただ、株価は大幅安。第2四半期のガイダンスに失望感が広がっているようだ。予想を下回る売上高見通しを示したほか、デジタルメディアの新規の年ベース経常収益(ARR)も予想を下回る見通しを示した。 今回の弱い見通しは、AIに特化した新興企業が同社の競争上の脅威となるとの懸念を煽っている。同社は生成AIの新興企業が同社の市場を切り崩すのではないかという度重なる不安に直面してきた。同社は、フォトショップやイラストレーターなどの主力製品に独自のAIモデル「ファイアフライ」を搭載することで対応してきた。それでも、オープンAIが最近発表した動画生成モデル「Sora」のデモンストレーションは、競争に対する懸念を再燃させている。 なお、同社は新たに250億ドルの自社株買いプログラムを発表。従来の150億ドルの自社株買い計画は2024年度末で期限切れとなる予定だった。 アナリストはデジタルメディアの新規の年ベース経常収益(ARR)に注目している。「第1四半期は予想を上回ったが、第2四半期の見通しは予想を下回っており、失望感を隠せない。今回の結果は今年度の新規ARRのアップサイドのテンションが低いことを示唆している」と述べた。 (12-2月・第1四半期) ・1株利益(調整後):4.48ドル(予想:4.38ドル) ・売上高:51.8億ドル(予想:51.4億ドル) デジタルメディア:38.2億ドル(予想:37.9億ドル) クリエイティブ:30.7億ドル(予想:30.6億ドル) ドキュメントクラウド:7.50億ドル(予想:7.28億ドル) ・残存履行義務:175.8億ドル(予想:175.2億ドル) ・デジタルメディアARR:157.6億ドル(予想:157.2億ドル) ・デジタルメディア新規ARR:4.32億ドル(予想:4.13億ドル) (3-5月・第2四半期見通し) ・1株利益(調整後):4.35~4.40ドル(予想:4.38ドル) ・売上高:52.5~53.0億ドル(予想:53.1億ドル) デジタルメディア:38.7~39.0億ドル(予想:39.1) ・デジタルメディア新規ARR:約4.40億ドル(予想:4.59億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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