[本日の見通し]ゴム=高値警戒感が広がる、産地相場に注目

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 JPXゴムRSS3号は、高値警戒感が広がり、売りがやや先行する展開となりそう
だ。寄り付きでは、上海夜間の大幅高となったが、JPXゴムRSS3号は夜間取引の
上げ幅が大きかったことから、上げ幅を縮小する限月が目立った。その後も、地合いを
緩める限月が目立っている。
 今日のJPXゴムRSS3号は、売りが優勢になるとみる。活発限月の8月限は、8
日に大幅高となって以降、青天井の様相を呈したが、前日の取引では364.0円まで
急騰し一代の高値を更新したが、その後は上げ幅を縮小し、引けは354.2円と高値
から11.8円も下落した。日足は上ヒゲが長く、実体の短い陽線となった。
 このところのJPXゴムRSS3号の急騰は、ファンダメンタルズだけでは説明が付
かない値動きであり、投機的な面が強い。このため、買い方が手仕舞いに動けば、大き
く水準を引き下げる可能性があるとみる。
 なお、産地相場は上昇を続けいる。今日も一段高となるようなら、JPXゴムRSS
3号も下落場面があっても、押し目を拾われるだろう。

 午前9時48分時点の円相場は1ドル=149.17円付近で推移している。

 午前9時48分時点のゴムRSS3号活発限月の8月限は同1.1円安の353.1
円。今日の日中、予想される8月限のレンジは345.0〜360.0円前後。

 今後一週間先までのRSS3号8月限の予想レンジは330.0〜370.0円。
テクニカルからの下値支持線は340.0円(節目)、上値抵抗線は365.0(節
目)。

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