[本日の見通し]石油=高値警戒感から利食い売り予想も基調は強気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2024年8月限は続伸。夜間取引で7万6140円まで上
昇し、さらに高値更新の動きとなった。日中取引で7万5810円まで上げ幅を縮小し
たが、7万5900円台まで再上昇。出来高はさほど多くなく、高値圏での新規買いに
は慎重姿勢が感じられるが、基調は強気。
 8月限は、上昇基調にある21日移動平均線(7万2657円)からの上方乖離率は
約4.5%となり、高値警戒感が台頭する水準。今夜から米連邦公開市場委員会(FO
MC)の開催を控えていることから、利食い売りの動きが予想され、7万6000円水
準からは上値が重くなると予想。その反面、大幅な上げ幅縮小はなく、夜間取引の後
半、午前1時半頃につけた安値7万5650円が支持線として意識されると予想。
 時間外取引でニューヨーク原油5月限は前日比0.03ドル高の82.19ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは82.12〜82.25ドル。
 原油8月限の予想レンジは7万5600円から7万6100円、ガソリン先限は8万
0500円から8万1500円、灯油先限は8万0500円から8万1500円。
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