ゴム午前=急反落、直近の急騰に対する修正安場面

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、急反落。寄り付きでは、上海夜間の大幅高となったが、JPXゴ
ムRSS3号は夜間取引の上げ幅が大きかったため、上げ幅を縮小する限月が目立っ
た。その後、直近の急騰に対する修正安場面となり、大幅安となっている。
 TSR20は出来ず。

 午前11時12分現在のRSS3号は前営業日比10.5円安〜1.0円高。活発限
月の8月限は同7.7円安の346.5円、期先2月限は同5.0円安の343.4
円、推定出来高は1446枚(前日夜間取引含む)。

【調整安場面】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、直近の急騰に対する調整安となっている。活発
限月の8月限は、一時343.6円まで下落し、前日に付けた一代の安値364.0円
から20.4円もの下落場面となった。
 直近の上昇率は、産地相場の上昇を上回り、過熱感が見られた。天然ゴム需給は、目
先、タイトになることが予想されるが、7営業日で65円超も上昇するほどではない。
8月限は240円前後まで調整を強いられる可能性があるとみる。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は売り先行し、2.7〜2.4セント安。TSR2
0も軟調に推移し、2.8〜1.2セント安となっている。

 上海ゴムは暴騰。午前10時43分現在、指標限月の2024年5月限は、前営業日
比285元高の1万5455元で推移している。

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