午前の石油市場は続伸。前日の海外市場の上昇を背景に夜間取引から買い優勢とな り、日中取引はその流れを引き継ぎ堅調に推移。短期的な買い過剰感、高値警戒感から 利食い売りの動きもあるが、基調は強く、概ね高もちあい商状で推移。ニューヨーク原 油時間外取引が小幅高から小幅安に軟化したが、ドバイ原油市場ではまとまった売りは 出ていない。 日中取引開始後、原油の2024年8月限は続伸。夜間取引で7万6140円まで上 昇し、さらに高値更新の動きとなった。日中取引では2度にわたり7万5810円まで 上げ幅を縮小したが2度とも7万5900円台まで再上昇している。ただ7万6000 円を超える上昇力はない。円相場は1ドル=149円前半で小動き。時間外取引でニュ ーヨーク原油は小幅B安。 午前11時44分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が 290〜1100円高。 午前11時44分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が1370枚。 【NY原油市場で投機家は再度、買い姿勢を強める】 日経平均株価は反落しているが、中国の株価の代表的指数である上海総合指数は強含 みで推移。今夜から米連邦公開市場(FOMC)が2日間の予定で開催される。6月の 利下げ観測は後退しているが、年内の利下げ観測は強く、米国内での原油、石油製品需 用の増加期待が強く、原油市場にリスク資金が流入しやすい。米商品先物取引委員会 (CFTC)発表の12日現在の建玉明細で投機玉の買い越し縮小が示されたが、13 日以降は買い越し姿勢を強めているもよう。 【海外原油夜間取引=小反落】 ニューヨーク時間外取引で5月限は前日比0.05ドル安の82.11ドルで推移。 本日これまでのレンジは82.00〜82.25ドル。 MINKABU PRESS
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