金・銀市況=金は続伸、円安とドル建て現物価格高で300円超の上昇

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/04          2025/02    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         10,730   +299    10,718  +304  : 2,208.14   +53.27
銀          114.8   -3.5     120.8  +3.3  : 2,568.00   +77.00
プラチナ     4,414    +53     4,415   +39  :   918.28   +10.48
パラジウム   5,000      0     5,000     0  : 1,040.33   +34.04
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    150.93   +0.63  ユーロ・ドル相場   1.0936 +0.0073
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【市況】
 金は大幅続伸。金はドル建て現物相場の急伸や円安を受けて買い優勢で始まった。そ
の後は、利食い売りなどが出て上げ一服となったが、大幅高で推移。先限は正午前に
245円高で推移。午後に入り、高もちあいで推移後、終盤に1ドル=150円台後半
の円安とドル建て現物価格の再上昇で300円超の上昇となり、今日の高値圏で引け
た。
 銀は4月限が下落する一方、期先3本を含む4本が上昇した。
 前営業日比は、金標準、金ミニが296〜304円高、ゴールドスポットが293円
高、銀が3.5円安〜4.0円高。
 推定出来高は、金が9万9126枚、金ミニが1万6140枚、ゴールドスポットが
2万8903枚、銀が35枚。
【金先限は利食い売りを吸収し、ほぼ高値引け】
 金先限は日中取引で1万0690円で高寄りし、上場来高値を更新した。利食い売り
などで1万0621円まで上げ幅を縮小した後、1万0691円まで再上昇し、わずか
に上場来高値を更新した。午後は1万0650円を支持線に高もちあいで推移し、終盤
に1万0726円の高値をつうえ、日中取引で3度目の上場来高値を更新。損切りの買
い戻し、利食い売り、新規買いも活発化し、大商いとなった。
 米連邦準備理事会(FRB)パウエル議長は「今年のある時点での緩和開始が適切」
と会見で述べたことで年内の金利引き下げ観測が強まり、金にとって追い風となった。
 21日のニューヨーク金時間外取引は大幅高となり、期近4月限は2200ドル台に
乗せた。今週になり、SPDRゴールドの現物保有高が増加していることは支援材料。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、上伸。きのうの海外市場では、米連邦公開市場委員会(F
OMC)で年3回の利下げ予想が維持されたことを受けて急伸した。アジア市場では、
史上最高値2220.26ドルを付けたのち、上げ一服となったが、午前10時前に
2193ドル台で買い拾われた。2208ドル台で頭打ちながら,2200ドルの節目
が支持線となり、高もちあいで推移。午後3時過ぎに2208.69ドルの高値をつけ
た。
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