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始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2024/05 439.00 445.75 437.50 440.75 + 1.75
2024/07 452.25 458.75 450.75 454.00 + 1.75
2024/09 461.75 467.25 460.25 463.25 + 1.75
単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比)
先物 334,238 268,210 1,579,292 (+ 12,686)
注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高(3月14日までの週)
コーン:118万5800トン(事前予想レンジ:50万〜120万トン)
小 麦: 17万6300トン(事前予想レンジ:15万〜 50万トン)
*米気象庁発表の6−10日予報(3月27日−3月31日)
コーンベルト西部の気温は平年を下回る。雨量は平年並〜平年を上回る。
コーンベルト東部の気温は平年を下回る〜平年並。雨量は平年並。
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コーンは揃って上昇。終値の前営業日比は1.50セント〜2.00セント高。中心
限月の5月限は1.75セント高の440.75セント。
引き続き米農務省(USDA)週間純輸出成約高が100万トン台を維持したこと
や、アルゼンチンの23/24年度生産量予測が下方修正されたことが買いを支援し
た。また、来週発表の米国の四半期在庫報告や作付意向を前に玉整理のための買い戻し
が見られたことも浮上の要因となった。
5月限は439セントで取引を開始した直後に445.75セントの高値を付け、そ
の後もアジアの時間帯は444セントを下値支持線とする高もちあいとなった。欧州の
時間帯以降はドル高傾向が重石となって上げ幅を縮小したが、好調な米輸出とアルゼン
チンの生産量予想の下方修正で買い戻され、437.50セントの安値を離れてプラス
圏で取引を終えた。
米農務省(USDA)発表の3月14日までのコーン週間純輸出成約高は前週の
128万3500トンを下回ったものの、118万5800トンと引き続き100万ト
ン台を記録した。今年度の累計純輸出成約高は4169万6700トンで前年同期の
3492万8700トンを約20%上回っている。
アルゼンチンのブエノスアイレス穀物取引所は23/24年度のコーン生産量予測を
これまでの5650万トンから5400万トンに下方修正した。2月の高温乾燥が原因
とされた。
ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気
概況及び予報を要約)。
<ブラジル産地>
21日にかけて勢力の強い前線が到来し22日には中部に到達するだろう。これによ
り来週を通して降雨が発生する見込みだが、この雨はサフリーニャコーンにとって慈雨
となるだろう。ただ、この前線の後には南部で少雨傾向となる見込み。
<アルゼンチン産地>
20日に到来した前線は21日には抜けるだろう。その後、週末にかけて降雨は発生
しないが、気温の低下により少雨によるストレスは和らぐ見込み。来週には低気圧が到
来し結実〜成熟期を迎えているコーン、大豆にとって良好な生育環境が維持されるだろ
う。
シカゴ小麦は小確り。米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高で米国の輸出は
依然として停滞していたことが明らかになったが、他穀物の堅調や米産地での天候不良
の可能性が買いを支援した。中心限月の期近5月限は前日比1.75セント高の
546.75セントで終了。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。
21日も引き続き散発的または雷雨が発生。週末から来週明けにかけて活発な低気圧
が移動するに伴い南西部の小麦産地では降雨が発生するだろう。一部では降雪となる可
能性もある。来週は寒気団が到来する見込みで、寒気が一部の小麦に影響する可能性が
ある。また、低気圧も到来し降雨が続くと予想される。
今日の材料
・ブラジル産地では来週を通して降雨が発生する見込み。
・アルゼンチン産地では適時の降雨に恵まれ良好な生育環境が続く。
・米小麦産地では週末から来週にかけて降雨発生へ。
・3月14日までのコーン週間純輸出成約高は前週の128万3500トンを下回った
ものの、118万5800トンと引き続き100万トン台を記録。
・ブエノスアイレス穀物取引所は23/24年度のコーン生産量予測をこれまでの
5650万トンから5400万トンに下方修正。
MINKABU PRESS
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