●論点解説金、スイス利下げで2200ドル割れ=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 米連邦公開市場委員会(FOMC)後の金相場は2200ドル台に乗せて過去高値を
更新したが、その後は利食い売り優勢の展開になった。米長短金利は値動きこそ鈍かっ
たが抑制されているが、ドルが早めに反発したことが嫌気された。スイス中央銀行が予
想外の利下げに踏み切り、その影響で対スイスフランでのドル高が、主要通貨全体に対
してドルを押し上げた格好になる。
 ここ最近は金上場投資信託(ETF)残高が増えていることがポジティブだが、21
日は「SPDR GOLD SHARES」の投資残高に変化はみられなかった。一
方、中国現物市場では金価格急騰でも旺盛な売買が観測されている。高値で買い控える
よりも、先高感から買い急ぐ動きがみられることはポジティブ。現物需要は高値対応が
進んでおり、逆に高値が需要を刺激している可能性さえある。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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