穀物4品見通し=コーンは作付意向や四半期在庫報告控えもちあい継続か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
<大豆>
 シカゴ5月限は14日に終値ベースでの1200セント台達成に失敗しながらも大き
く値崩れすることなく1200セント前後で推移し、20日は終値ベースで1200セ
ント台を達成。21日も続伸し、堅調地合い。
 この動きで2月29日には1128.50セントまで値を落とした後の修正を終えた
形となったが、アルゼンチン、ブラジルからの供給増加やドル買いの動きが重石になる
と見られるため、ここから先の上げ幅は限定されそう。28日に発表される四半期在庫
報告や作付意向面積で窺われる需給の動向や見通しに注意したい。
<コーン>
 シカゴコーン5月限は440セント前後での膠着状態が続いている。2月に一代安値
を付けた後の修正から買い戻されているが、その一方で米国内外での需給緩和見通しが
重石となっている。
 下値を確認した後だけに底意は強いながら、米国自体の需給が2年連続して緩和する
見通しとなっているうえ、ブラジルのサフリーニャコーン産地ではこれまでのところ降
雨に恵まれて良好な生育環境が続いていることが弱材料となっている。
 28日に発表される四半期在庫報告や作付意向を前に模様眺めとなることが見込まれ
るが、四半期在庫報告や作付意向で需給引き締まりを示唆する発表が行われなければ、
現在の水準でのもちあい継続になると予想される。
<小豆>
 取組はゼロの状態が続いているだけに手出し難となっている。
 MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。