●論点解説金、異なる中国とインドの現物需要環境=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は金相場が乱高下したが、中国現物市場では一貫して高水準の需要が確認されて
いる。人民元安の影響もあって人民元建て金相場は堅調だったが、高値で買い控えるよ
うな動きは鈍い。逆に先高感から買い急ぐような動きが強くなっている。一方、インド
に関しては需要鈍化が報告されている。価格高騰で末端需要が抑制された他、宝飾品業
者も在庫手当に慎重になっている模様だ。また、インドは総選挙の時期を迎えており、
この時期は金や現金の移動に対する当局の監視が強化されるため、金の売買が抑制され
る傾向も報告されている。「中国の堅調な需要」と「インドの低調な需要」が共存して
いる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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