●論点解説ゴム、価格高騰による集荷量の増加=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 ゴム相場は産地主導の値動きが続くが、急伸後の急反落になっている。供給不安を背
景に値上がりしていたが、反落のきっかけは産地集荷量の回復である。産地の天候不
順、減産期といった厳しい生産環境には何ら変化が生じていない。むしろ、4月に向け
て悪化見通しにある。ただし、足元では集荷量の急増が価格調整を促している模様であ
り、ゴム相場がこのまま値を崩していくのか、早めに下値を固めていくのかは、値下が
り後の集荷環境に強く依存することになる。手元の在庫を売却するニーズが高まってい
る。このため、値下がりで集荷量の急増が一服した時が、ゴム相場の上昇再開のタイミ
ングになる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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