[今日の視点]とうもろこし=期先は22日の暴騰後の修正から頭重い展開か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 とうもろこしは、26日のシカゴコーンが小幅安で引けたが、夜間取引では期先3本
がまちまちとなった。前日25日に4万0500円まで値を伸ばし昨年10月24
日以来の高値を更新した後に上げ幅を縮小したことで上げ一巡感が強いため、上げ修正
から上値を抑制される足取りとなりそう。`シカゴ期近5月限、1ドル=151.40
円からの換算値は変わらず。
 とうもろこし先限は夜間取引を3万9570円で開始。その後、3万9700円の
高値をつけながらも上げ幅を縮小し前日比変わらずの3万9530円で終了。夜間の出
来高は6枚と依然として市場参加者が限られた状態にある。前日のように小口の買いで
値が飛ぶ可能性は残されているものの、急騰後の修正安に転じる可能性が高いのではな
いか。
 25日のシカゴコーンは小幅安。弱気な輸出が重石になったが取組高の増加が続くな
かファンド筋を含む大口投機家の買い越し数は続いている。今月末には作付意向および
四半期在庫報告の発表を控えているため目先は玉整理基調が続きそうだ。ブラジルでは
サフリーニャコーン産地南部での少雨傾向予報に注意しておきたい。
 JPXとうもろこし先限の寄り付き予想は3万9430〜3万9600円。本日の日
中取引の予想レンジは3万9100〜3万9800円。小口の買いで乱高下となるリス
クから予想レンジは広めにとった。
<今日の予定>
◆ オーストラリア ◆
【経済】08:30 消費者信頼感指数 2024年3月(WESTPAC)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 耐久財受注 2024年2月速報値(商務省)
【経済】22:00 住宅価格指数 2024年1月(連邦住宅金融局)
【経済】22:00 ケース・シラー住宅価格指数 2024年1月(S&P)
【経済】23:00 消費者信頼感指数 2024年3月(カンファレンスボード)
【工業】3/27 05:30 週間石油統計(API)
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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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