とうもろこしは、超閑散商いのなか限月間で方向感を欠き、まちまちか。先限は夜間 取引で取引成立せず。期中の24年9月限が変わらず、24年11月限が160円高で 終えた。日中取引で先限は26日のシカゴ市場が軟調のためこれを受けて売り優勢にな ると見られる。シカゴ5月限と1ドル=151.50円からの換算値は220円安。先 限は、序盤、100円程度の下落が予想される。 先限は引き続き4万0500円まで値を伸ばした3月25日の暴騰後の修正となりそ うだ。26日には3万9530円まで値を落として安値引けしているだけに、引き続き 転売に頭押される展開が想定される。昨年12月には3万9200円を下値支持線とし たもちあいとなっているだけに、値位置を切り下げた後はこの水準での高下にシフトし ていくことになりそう。小口の商いのため値が飛ぶ可能性がある点に注意したい。 26日のシカゴコーンは軟調。28日に米農務省(USDA)の四半期在庫報告や作 付意向の発表があるなか玉整理基調が強まったことやドル高が重石となった。5月限は 今月15日以来の水準まで値を落とし前日までのもちあい圏を下抜きつつある形となっ ている。作付意向および四半期在庫の内容次第ながら、軟化傾向を維持する可能性が高 まっている。 JPXとうもろこし先限の寄り付き予想は3万9400〜3万9600円。本日の日 中取引の予想レンジは3万9130〜3万9700円。 <今日の予定> ◆ オーストラリア ◆ 【経済】08:30 景気先行指数 2024年2月(WESTPAC) 【経済】09:30 消費者物価指数 2024年2月(連邦統計局) ◆ 日本 ◆ 【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟) 【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁) 【発会】--:-- 小豆 2024年9月限(大阪取引所) ◆ 中国 ◆ 【経済】10:30 工業利益 2024年2月(国家統計局) ◆ フランス ◆ 【経済】16:45 消費者信頼感指数 2024年3月(INSEE) ◆ 南アフリカ ◆ 【経済】--:-- 政策金利公表(南アフリカ準備銀行) ◆ アメリカ ◆ 【経済】20:00 住宅ローン申請指数(MBA) 【工業】23:30 週間石油統計(EIA) MINKABU PRESS
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