【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて続伸。プラチナはニューヨーク小 幅高、1ドル=151円台半ばの円小幅安を受けて買い優勢で始まった。その後は、閑 散商いのなか、円ジリ安や金の続伸に支援され。堅調に推移。ただし出来高は伸び悩 み、先限は小安くなる場面があったが切り返し、堅調地合いは緩まず。 パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時38分現在の前営業日比は、プラチナが6〜23円高、プラチナミニが 0.5〜27.0円高、プラチナスポットが51円高、パラジウムが出来ず。 午前11時38分現在の出来高は、プラチナが4518枚、プラチナミニが455 枚、プラチナスポットが1556枚、パラジウムが0枚。 【プラチナ先限の小幅安は長く続かず】 プラチナはアジア時間の取引開始後、ドル建て現物相場が900ドルを維持してい るが、ニューヨークプラチナ時間外取引は売り優勢ながら、期近7月限は912ドルで 買い支えられ、底堅い動きだ。ただ中国株の代表的指数である上海総合指数が小安く推 移していることは気掛かり。 プラチナ先限は夜間取引の序盤、4378円の安値をつけた。金の上昇に支援され、 夜間取引の中盤に4412円まで反転した。4400円台は売り圧力強く、上げ幅を縮 小。日中取引で3円安の4393円まで弱含んだが、小幅安は長く続かず、プラスサイ ドに浮上し、小幅高。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、下値堅く推移。905ドルが抵抗線となり、売り圧 力が強く、900.30ドルまで軟化。900ドルが支持線ながら、ニューヨークプラ チナが軟調に推移し、先物市場につれ安が警戒される。 午前11時40分現在、プラチナは902.97ドル、パラジウムが994.81ド ルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが904.08ドル、パラジウムが 1005.28ドル。 MINKABU PRESS
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