NYプラチナ市況=プラチナが反落、パラジジウムは続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 7)   917.3      919.8       900.2       909.7    - 11.0
         (24/10)   927.3      928.8       910.4       919.7    - 10.7
 パラジウム  (24/ 6)  1000.50    1003.00      973.00      991.00   - 12.10
         (24/ 9)  1005.00    1005.00      984.00      999.10   - 12.00
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          32,359         35,795        80,668       (-  2,610)
 パラジウム          2,960          2,146        19,222       (+     61)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          39,760.08  + 477.75
     前日  151.57/59   1.0830/32   ・ナスダック         16,399.52  +  83.82
     本日  151.30/32   1.0827/29   ・10年米国債利回り      4.19  -   0.04
・NY原油  (24/ 5)   81.35 - 0.27  ・SPDR保有金残高    830.15  -   5.18
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジジウムは続落。前日比は、プ
ラチナが13.4〜9.0ドル安、中心限月の7月限が11.0ドル安、パラジウムが
12.10〜12.00ドル安、中心限月の6月限は12.10ドル安。
 プラチナ7月限は反落。時間外取引では、手じまい売りが出たことに上値を抑えられ
たが、ドル高が一服すると、押し目を買われた。欧州時間に入ると、戻りを売られて売
り優勢となった。日中取引では、ドル高を受けて軟調となったが、売り一巡後は買い戻
されて下げ一服となった。
 パラジウム6月限は欧州時間の手じまい売りやドル高を受けて売り優勢となった。
 プラチナ7月限は時間外取引を906.3〜919.8ドルのレンジで推移し、前日
比13.2ドル安の907.5ドルとなった。7月限は安寄りしたのち、手じまい売り
が出たことに上値を抑えられたが、ドル高が一服すると、押し目を買われた。欧州時間
に入ると、戻りを売られて売り優勢となった。
 日中取引では、ドル高を受けて軟調となり、900.2ドルまで下落した。売り一巡
後は買い戻されて下げ一服となった。
 欧州時間に手じまい売りが出たことやドル高が圧迫要因になった。米個人消費支出
(PCE)デフレータで高インフレが示されるとの見方から、ドル高に振れた。
 パラジウム6月限は、時間外取引を982.50〜1003.00ドルのレンジで推
移し、前日比11.10ドル安の992.00ドルとなった。6月限は安寄りしたの
ち、手じまい売りなどが出て軟調となった。欧州時間に入ると、テクニカル要因の売り
を巻き込んで下げ幅を拡大した。
 日中取引は、ドル高を受けて軟調となり、973.00ドルまで下落した。売り一巡
後は買い戻されて下げ一服となった。
 26日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの19万7100
オンス、パラジウムは同変わらずの5万1464オンス。
今日の材料
・中国の習近平国家主席は、ブラックストーンのスティーブン・シュワルツマン最高経
営責任者(CEO)やクアルコムのクリスティアーノ・アモンCEOを含む北京を訪れ
た米企業経営者グループとの会合を開いた。中国は自国経済への信頼回復と米国との関
係安定化を探っている。
・イングランド銀行(英中央銀行)は、世界の不動産セクターのリスクが金融安定を脅
かすと警告した。
・米国は同盟国に対し、中国における半導体製造装置のメンテナンスに対する規制措置
を強化するよう求めている。
・イエレン米財務長官は、中国の工業生産能力の増強は世界経済にゆがみをもたらして
いるとして、近く予定している訪中で同国に圧力をかける計画だと明らかにした。
・イスラエル首相府は、パレスチナ自治区ガザでの即時停戦を求める国連安保理決議に
絡みいったん取りやめた政府代表団の訪米について、予定組み直しを望む考えを米ホワ
イトハウスに伝えた。
・ドイツの主要経済研究所は、2024年の国内総生産(GDP)成長率を0.1%と
予想した。高金利や世界的な需要の低迷、政治の不透明感を受けて、従来予想の1.3
%から大幅に下方修正した。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。