シカゴコーン市況=軒並み続落、玉整理基調のなか需給緩和観測が圧迫要因に

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
   2024/05    432.00      432.25      426.25      426.75      - 5.75
   2024/07    445.00      445.00      438.75      439.25      - 5.75
   2024/09    453.75      454.00      448.50      448.50      - 5.75
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物       301,967         232,135        1,532,171 (+ 2,634)
注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米エネルギー省発表の週間エタノール統計(3月22日までの週)
 生産量:日量105万4000バレル (前週比  8000バレル増)
 在 庫: 2609万2000バレル (前週比8万3000バレル増)
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*米気象庁発表の6−10日予報(4月2日−4月6日)
 コーンベルト西部の気温は平年を下回る〜平年並。雨量は平年を下回る〜平年並。
 コーンベルト東部の気温は平年を下回る〜平年並。雨量は平年を上回る。
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 コーンは軒並み続落。終値の前営業日比は5.75〜4.50セント安。中心限月の
5月限は5.75セント安の426.75セント。

 28日の作付意向面積発表を控えた玉整理基調のなか、売り優勢で運ばれた。今春の
作付面積は前年度から縮小するとの見方が支配的ながら、23/24年度の米国のコー
ン生産量が記録的な量で、その影響で24/25年度も需給緩和の流れが続くとの見方
が重石となった。
 5月限は432セントで取引を開始した直後に432.25セントの高値に到達。そ
の後、急速に値を落とし、欧州の時間帯終盤まで429セント〜429.75セントを
中心とする限られたレンジで高下。欧州の時間帯にやや値を落とした後は427.50
セントを下値支持線とするもちあいとなったがシカゴの時間帯終盤に崩れて今月6日以
来の水準まで軟化。安値では買い戻されたものの、この日の安値に近い水準で終えた。
 米エネルギー省発表の3月22日までの週における1日当たりの平均エタノール生産
量は前週比8000バレル増の105万4000バレルだった。一方、3月22日時点
のエタノール在庫は前週比8万3000バレル増の2609万2000バレルだった。
ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気
概況及び予報を要約)。
<ブラジル産地>
 先週末以来、産地中部には前線が停滞しておりサフリーニャコーンにとっての慈雨と
が続いている。この雨は限られていた中層土の土壌水分の回復を促している。一方、南
部では降雨の発生はまだ見られておらず、これまでの雨により蓄えられた土壌水分が消
費が続いている。今後、土壌水分の消費ペースが上がればサフリーニャコーンの生育が
悪影響を受ける可能性がある。来週初めには低気圧が到来し、少なくとも散発的な降雨
が発生するだろう。

<アルゼンチン産地>
 産地南部では26〜27日にかけて降雨が発生しているが、それ以外の地域では降雨
の発生は無い。これらの地域では今週いっぱい、降雨は発生せずコーンや大豆の生育に
は適さない状態が続く見通し。なお、一部の土壌水分が過剰となった地域では土壌水分
の乾燥が進み、適度な状態に近づくだろう。ただ、3月末には散発的な降雨が発生し、
その後も雨がちな天気が続く見通しとなっている。
 シカゴ小麦は総じて反発。買い戻しから、前日までの続落後の反動高となった。た
だ、ドルの先高感が根強いため戻りは限られ、550セント台に達すること無く引けを
迎えた。目先の売り一服感は強まったが、頭重い印象は払しょくできていない。中心限
月の5月限の終値は前日比4.00セント高の547.50セント。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。
 26日に続いて27日も寒気が滞在するため一部では氷点下まで気温が低下。この気
温低下を受け一部の小麦にダメージが発生するリスクが高まっている。ただ28日には
気温が上昇するだろう。また、週末にかけて降雨が発生するが、この雨は来週序盤まで
続く見込み。南西部でも見通しに不透明感はあるものの、来週に慈雨となる可能性も出
てきている。
今日の材料
・ブラジル産地では前線が停滞し中部を中心に降雨が続く。
・ブラジル産地南部では少雨傾向となるが来週初頭には降雨発生か。
・アルゼンチン産地は今週は少雨傾向だが3月末以降は雨がちな天候に転じる。
・米小麦産地では寒気による低温が小麦生育に悪影響を与えるリスクが高まる。
・3月22日までの週における1日当たりの平均エタノール生産量は前週比8000
 バレル増の105万4000バレル。

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