[今日の視点]貴金属=総じて上昇、連休明けのNY高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、総じて上昇して寄り付く見通し。金と銀は連休明けのニューヨーク高を受
けて買い優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)もニューヨーク高を受けて堅調と
なろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は2.38ドル高の
2235.86ドル、銀が1セント高の2498セント、プラチナが6.31ドル高の
911.31ドル、パラジウムは3.61ドル安の1010.39ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=151.27/29円で、前営業日の
大引け時点から0.15円の円高。
 先限の寄り付き目安は、金が1万0970円前後、銀は123.6円前後、プラチナ
は4445円前後、パラジウムは4800円前後。
【連休明けのNY金は上昇】
 金は前週末の海外市場では、聖金曜日で休場となった。
 連休明けのニューヨーク金は上昇した。2月の米個人消費支出(PCE)デフレータ
の伸びが加速したが、予想通りとなった。米PCEデフレータは前年比2.5%上昇と
事前予想と一致した。1月は2.4%上昇。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長
は、米PCEデフレータは「私たちの期待に沿った」内容だったとの見解を示した。米
FRBの6月の利下げ開始見通しに変わりはない。連休明けのニューヨーク金6月限は
2266.0ドルまで上昇し、中心限月ベースでの最高値を更新した。今週は3月の米
雇用統計の発表がある。
 銀は前週末の海外市場では、聖金曜日で休場。連休明けのニューヨーク銀は金堅調に
つれ高となった。
【連休明けのNYプラチナは金堅調につれ高】
 プラチナは前週末の海外市場では、聖金曜日で休場。連休明けのニューヨークプラチ
ナは金堅調につれ高となった。
 連休明けのニューヨークプラチナは金堅調につれ高となった。2月の米個人消費支出
(PCE)デフレータが事前予想と一致し、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長
は、「私たちの期待に沿った」内容だったとの見解を示した。一方、3月の中国の製造
業購買担当者景気指数(PMI)は50.8で好不況の分かれ目である50を半年ぶり
に上回り、昨年3月以来の高水準となった。2月の49.1から上昇し、事前予想の
49.9も上回った。
<今日の予定>
●豪州、香港、欧州(イースター・マンデー)、南ア(家族の日)
・短観 概要及び要旨 3月調査(日本銀行)
・米製造業景況指数 2024年3月(ISM)
MINKABU PRESS 東海林勇行

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