金・銀午前＝金は続伸、連休明けのＮＹ高で

【場況】
　金は続伸。金は夜間取引で利食い売りが出た流れを受けて売り優勢で始まった。その
後は、連休明けのニューヨーク高を受けて押し目を買われ、上場来高値を更新した。銀
連休明けのニューヨーク高を受けて１２月限が上昇した。
　午前１１時２分現在の前営業日比は、金標準が１２〜３０円高、金ミニが３７．０円
安〜１５．５円高、ゴールドスポットが３８円高、銀が０．６円高。
　午前１１時２分現在の出来高は、金が２万２０８４枚、金ミニが５３２７枚、ゴール
ドスポットが６４７３枚、銀が１枚。
【連休明けのＮＹ金は上昇】
　連休明けのニューヨーク金は上昇した。２月の米個人消費支出（ＰＣＥ）デフレータ
の伸びが加速したが、予想通りとなった。米ＰＣＥデフレータは前年比２．５％上昇と
事前予想と一致した。１月は２．４％上昇。パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長
は、米ＰＣＥデフレータは「私たちの期待に沿った」内容だったとの見解を示した。米
ＦＲＢの６月の利下げ開始見通しに変わりはない。連休明けのニューヨーク金６月限は
２２６６．０ドルまで上昇し、中心限月ベースでの最高値を更新した。今週は３月の米
雇用統計の発表がある。
　金先限は上場来高値１万０９９７円を付けた。連休明けのニューヨーク高が支援要因
になった。円相場は１ドル＝１５１円台前半で推移した。
【ドル建て現物相場】
　金のドル建て現物相場は、堅調。前週末の海外市場は、聖金曜日で休場。アジア市場
では、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の６月の利下げ開始見通しに変わりがないことを受
け、史上最高値２２５９．４３ドルを付けた。
　午前１１時現在、２２５７．０４ドルで推移。銀は２５１２セントで推移。前営業日
の大引け時点は金が２２３３．４８ドル、銀が２４９７セント。

MINKABU PRESS

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