3月下旬の穀物相場は、28日に米農務省(USDA)の作付意向面積発表を控え て、持高調整に終始した。その作付意向面積はトウモロコシが市場予想を下回り、価格 低下で農家の作付け意欲が後退していることが確認された。既に南米産の供給環境に対 する関心は薄れており、今後は米国の作付け環境にマーケットの関心はシフトしていく ことになる。現状では著しい天候不順などは報告されていない。ややショートカバーが 膨らみやすい程度の相場環境に留まる。トウモロコシは450セントを上抜くかを打診 しつつ、作付け環境で次のトレンドを探ることになる。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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