[今日の視点]とうもろこし=期先は夜間取引の流れを引き継ぎ大幅安か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 とうもろこしは、1日のシカゴコーンが総じて軟調となった流れと夜間取引の3ケタ
安を映し売り優勢で運ばれそう。シカゴコーン期近5月限と円相場1ドル=151.
65円からの換算値は250円安となる。序盤の先限は夜間終了時点からはやや下げ幅
を縮小し、400円程度の下落を予想。
 とうもろこし先限は夜間取引を小幅高となる4万0350円で開始したが530円安
の3万9790円まで値を下げ安値引けしている。他の約定した限月は当限が2760
円安、期中の24年11月限が980円安といずれも大きく値を崩している。夜間の出
来高は40枚ととうもろこし市場にしては膨らんでいるが、4月1日の日中取引で4万
0820円まで値を伸ばす急伸となった後にまとまった売りが入り値が飛んでいる印象
を受ける。日中取引は引き続き急騰後の利食い売りで軟調地合いを維持すると予想され
る。
 1日のシカゴコーンは総じて軟調。輸出は強気を維持したが、ドルの高止まりや大豆
安につれ安もようとなった。4月を迎え米国の生育本格化を間近に控えて取組高は増加
傾向にある。
 JPXとうもろこし先限の寄り付き予想は3万9700〜3万9900円。本日の日
中取引の予想レンジは3万9600〜4万0300円。乱高下リスクがあり、予想レン
ジは広めにとった。
<今日の予定>
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】17:00 製造業購買担当者景況指数 2024年3月確報(Markit)
◆ ドイツ ◆
【経済】21:00 消費者物価指数 2024年3月速報(連邦統計庁)
◆ イギリス ◆
【経済】17:30 マネーサプライ 2024年2月(BOE)
◆ スイス ◆
【経済】15:30 小売売上高 2024年2月(連邦統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】23:00 耐久財受注 2024年2月確報値(商務省)
【経済】23:00 製造業新規受注 2024年2月(商務省)
【経済】--:-- 新車販売台数 2024年3月(Autodata)
【工業】4/3 05:30 週間石油統計(API)
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