●論点解説穀物、作付けリスクは織り込まず=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 4月入りした後の穀物相場は軟化した。米農務省(USDA)の作付意向面積の発表
を終えて、マーケットの関心は作付け環境にシフトしているが、今季は総じて良好なス
タートを切れるとの見方が優勢になっている。この時期の天候リスクとしては、過度の
乾燥、豪雨、寒波(豪雪)などが考えられるが、現状では乾燥地域は一部に留まってい
る。3月下旬にはコーンベルトでブリザードが報告されたが、現時点での短期気象予報
だとそうしたリスクは低い。また、北部で降雪が報告されると作付けの遅れも警戒され
やすくなるが、そうしたリスクは限定的と評価されている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。