●論点解説金、米長短金利急伸でも崩れず=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 米長短金利が急伸しているが、金相場は底固く推移した。イースターの薄商いの影響
もあるとみられるが、米債券市場では良好な3月ISM製造業指数を受けて長短金利が
ともに急伸している。これと整合性を取るのであれば金相場は急落対応が求められた
が、2250ドル水準の過去最高値圏を維持している。3月29日に発表された2月P
CEデフレーターがインフレ懸念を後退させたこと、4月入り後も中国現物需要がしっ
かりとしていることが好感されている模様だ。金上場投資信託(ETF)市場では、金
利上昇を嫌った機関投資家の売りも報告されている。しかし金利急伸環境でも底固さが
維持されたことで、逆に金相場の地合の強さが再確認されている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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