[今夜の視点]海外原油=反落か、テクニカル的な手掛かりを重視へ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 時間外取引で5月限は前日比0.43ドル高の84.14ドルで推移。本日これまで
のレンジは83.85〜84.16ドル。

 今晩の海外原油は反落か。ニューヨーク原油の当限と2番限の価格差からすると需給
ひっ迫感が強まりつつあるかもしれないが、ニューヨーク原油は昨年末からの上昇チャ
ネル上限に達していることから、テクニカル的な売りが強まりそうだ。北半球の需要期
は始まったばかりであり、調整安を想定する。
 イスラエル軍機がシリアのイラン領事館を空爆し、イスラエルがイランに実質的な宣
戦布告を行ったものの、イランが直情的に報復することはなさそうだ。緊迫感が一気に
高まる展開は想定しない。イランはイスラエルの盾となっている米国を無視できず、反
撃の選択肢を考慮する必要があると思われる。
<今夜の予定>
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】17:00 製造業購買担当者景況指数 2024年3月確報(Markit)
◆ ドイツ ◆
【経済】21:00 消費者物価指数 2024年3月速報(連邦統計庁)
◆ イギリス ◆
【経済】17:30 マネーサプライ 2024年2月(BOE)
◆ スイス ◆
【経済】15:30 小売売上高 2024年2月(連邦統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】23:00 耐久財受注 2024年2月確報値(商務省)
【経済】23:00 製造業新規受注 2024年2月(商務省)
【経済】--:-- 新車販売台数 2024年3月(Autodata)
【工業】4/3 05:30 週間石油統計(API)
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