プラチナ市況=プラチナは反落、現物相場の下値の堅さで先限は1ケタ安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/04          2025/02    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         10,984   - 25    11,002   - 7  : 2,254.95   - 6.22
銀          123.0   +3.0     120.3  -2.7  : 2,534.00   +16.00
プラチナ     4,411   - 15     4,420    -5  :   907.31    -4.70
パラジウム   4,990      0     4,990     0  : 1,010.80   -13.58
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    151.73   +0.36  ユーロ・ドル相場   1.0728  -0.0058
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはニューヨーク安を受け
て売り優勢で始まった。その後は、買い戻されて下げ一服となり、先限は正午前に9円
安で推移。午後になり、下値を切り上げた。プラスサイドに反転はできなかったが、現
物相場が下値堅く推移から1けた安で推移。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが17〜5円安、プラチナスポットが19円
安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万1976枚、プラチナミニが566枚、プラチナスポ
ットが9202枚、パラジウムが0枚。
【レンジ相場から抜け出すにはドル建て相場が200日移動平均線超えが必要】
 プラチナ先限は夜間取引の中盤に4374円まで下落。3月29日の安値4363円
を試す前に下値を切り上げ、日中取引は戻り歩調となり、午後になり、4423円まで
戻した。ププラスサイドに反転することはできず、終盤は4420円を挟んで推移し
た。
 金が内外市場で上値追いとなったが、プラチナはレンジ相場から抜け出せず。レンジ
を上抜けるには、先月18日以降、長期波動線の200日移動平均(916.30ド
ル))割れが続いているドル建て現物相場が200日移動平均線超えが必要だ。
 中国株の代表的指数である上海総合指数が、抵抗線の3月19、21日につけた
3090ポイントに接近している。週央から週後半にかけて3090ポイント超えを目
指す動きとなれば、プラチナ市場で金に比べて割安感が再認識され、買われる期待は持
てる。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い後、小幅高で推移。朝方の903.31ド
ルから、買い戻されたが、ドル高に上値を抑えられた。午後1時に900ドルを試した
が、午後2時間瀬に907,90ドルまで反発。その後、905ドルを挟んで推移。
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