大豆週間展望=シカゴ大豆は中国向けの需要低迷で1200セントが抵抗線

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
           [4月8日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)            4月1日 〜4月5日
<東京一般>     始 値    高 値      安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000    64,000      64,000   64,000     0
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<シカゴ>4日終値  前週末比   |<主要統計データ> (3月28日まで)
      24/5 1180.00  -11.50   |輸出検証高:41万4,484トン
      24/7 1192.25  -13.00   |輸出成約高:19万4,200トン
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 151.20円  前週末比 0.22円の円高
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 【前週のレビュー】シカゴ大豆は、弱気な需給環境から上値は抑制されるとした。
 【シカゴ大豆は需給緩和が重石】
 シカゴ大豆期近5月限は3月26日の取引で1200セントを割り込んだ後は軟調な
足取りが続き、今月3日に1168.50セントまで軟化。その後は反発に転じている
ものの、1180セント台半ばに達すると上値を抑制される頭重い足取りが続いてい
る。
 今春の作付意向面積や3月1日時点の四半期在庫報告が共に前年および事前予想を上
回ったことが明らかになって以降、需給緩和観測が重石になっている。
 米国の輸出も冴えない状態が続いているが、特に中国向けの需要が低迷していること
が警戒される。
 弱気な需給見通しが引き続き重石となるなか、1200セントが抵抗線として意識さ
れ、圧迫感の強い足取りが続くと予想される。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。

<当面の予定(イベント・経済統計)>
8日 国際収支(経常収支) 2024年2月(財務省)
    独貿易収支 2024年2月(連邦統計庁)
    独鉱工業生産指数 2024年2月(経済技術省)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
    作付け進度報告(USDA)
    土壌水分報告(USDA)
 9日 仏貿易収支 2024年2月(INSEE)
10日 企業物価指数 2024年3月(日本銀行)
    政策金利公表(NZ準備銀行)
    ゴム指定倉庫在庫(大阪取引所)
    米消費者物価指数 2024年3月(労働省)
    米卸売在庫 2024年2月確報値(商務省)
    米FOMC議事録公表 3月19-20日(FRB)
    米財政収支 2024年3月(財務省)
    政策金利発表(カナダ銀行)
11日 中国消費者物価指数 2024年3月(国家統計局)
    中国生産者物価指数 2024年3月(国家統計局)
    理事会結果公表(ECB)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米生産者物価指数 2024年3月(労働省)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
       世界穀物・需給報告(USDA)
      米国産穀物・需給報告(USDA)
12日 中国貿易収支 2024年3月(税関総署)
    上海ゴム指定倉庫在庫(上海期貨交易所)
    独消費者物価指数 2024年3月確報(連邦統計庁)
    英貿易収支 2024年2月(国立統計局)
    英鉱工業生産指数 2024年2月(国立統計局)
    米輸出入物価指数 2024年3月(労働省)
    米消費者信頼感指数 2024年4月速報値(ミシガン大)
    建玉明細報告(CFTC)

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