[今夜の視点]シカゴ大豆=11日の需給報告までは小動きとなるか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ大豆の夜間取引は強含み。午前には弱含む場面もあったが、午後から戻してい
る。5月限は1180セント台後半まで戻している。今夜は場中に週間輸出検証高、引
け後に生育進度、土壌水分報告が発表される。まだ大豆の作付進捗率は発表されないと
思われるので、先行するコーンの作付進捗率に注目したい。土壌水分報告では、前週土
壌水分不足が顕著だったアイオワ州の状況が注目されよう。
 また今週は11日の月例需給報告が最大の焦点となるため、それまでは値動きが抑え
られる。
 5日のシカゴは期近高の期先安とまちまち。新穀ベース(大豆11月限、コーン12
月限)の比価が昨年11月以降のもみ合いレンジ中心である2.5を4日時点で割り込
んだことで、期近は手じまいと見られる大豆買い/コーン売りのストラドル商いが週末
前に鮮明となった。

 5月限は1190.75セントまで上伸したが、引けは1185.00セントまで上
げ幅を縮小した。
<今夜の予定>
◆ ドイツ ◆
【経済】 15:00 貿易収支 2024年2月(連邦統計庁)
【経済】 15:00 鉱工業生産指数 2024年2月(経済技術省)
◆ アメリカ ◆
【農産】 4/9 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA)
【農産】 4/9 05:00 週間穀物生育進度・作況状況(USDA)

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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