［本日の見通し］石油＝堅調、様々な報道が飛び交う

　日中取引開始後、原油の２０２４年９月限は上昇。８万００９０円まで水準を切り上
げた。ただ、夜間取引の高値である８万０１９０円を試すような強さは見られない。
　イランとイスラエルの緊迫感が高まるなかで、様々な報道が飛び交っている。イラン
がイスラエルの５地点を標的としている、テルアビブ攻撃がまもなくである、イスラエ
ルが再びダマスカスを攻撃する、イランはイスラエルを直接攻撃せず親イランの武装組
織が実行するなど、武力衝突の開始がすでに織り込まれていると言っても過言ではな
い。イラン外相も数日以内のイスラエル攻撃を示唆しており、原油相場は堅調さを維持
している。イランが報復攻撃を開始した場合、イスラエルの反撃は必至であり、原油相
場はどこまで跳ね上がるのだろうか。
　時間外取引でニューヨーク原油５月限は前日比０．２９ドル高の８６．７２ドルで取
引されている。本日これまでのレンジは８６．４９〜８６．６７ドル。
　原油９月限の予想レンジは７万９５００円から８万０５００円、ガソリン先限は８万
２５００円から８万３５００円、灯油先限は８万２５００円から８万３５００円。
MINKABU PRESS

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