株価指数先物【昼】 25日線水準では強弱感が対立

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比160円高の3万9550円(+0.40%)前後で推移。寄り付きは3万9520円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万9450円)を上回る形で、買い先行で始まった。現物の寄り付き直後には3万9670円まで買われ、25日移動平均線(3万9600円)を上回る場面も見られた。ただし、同線をキープできずに中盤にかけては寄り付き水準まで上げ幅を縮めている。下値の堅さが意識されるなか、その後のリバウンドで再び3万9670円を付けたものの、再び寄り付き水準まで跳ね返された。

 日経225先物は、オプション権利行使価格の3万9500円近辺での底堅さは見られた一方で、25日線水準が抵抗線として意識されている。中盤以降に再び25日線を捉えたものの、ショートカバーの動きは限られた。後場も狭いレンジでの推移が続きそうであり、スキャルピング中心のトレードになりそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.44倍に上昇した。ただし、前日同様、75日線を支持線とした小動きである。台湾市場では、米政府が最大66億ドルの補助金を支給すると発表した台湾積体電路製造(TSMC)が3%を超える上昇を見せている。この流れから東京エレクトロン <8035> [東証P]など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型をけん引しているが、NTロングには傾いていない。





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